ホンダ | HONDA CB400F

車輌プロフィール

CBR400R(NC47)に遅れること一ヶ月、2013年5月に発売されたCB400F。欧州向けのCB1000R(当時)のような、ストリートファイター風スタイルの400ccネイキッドだった。なお、前述のCBR400Rと、このCB400F、後に続いたクロスオーバースタイルの400Xの3車は、エンジンやフレームなど多くの部品を共有しており、2012年からのNC700シリーズのように、共通のプラットフォームからのマルチモデル展開がなされた。3車種に共通して搭載されたのは、排気量399ccの水冷4スト直列2気筒DOHC4バルブエンジン。フルカウルのCBR400Rがスポーツ走行、クロスオーバーの400Xがロングツーリングを得意とするのなら、CB400Fの得手はタウンライド。バーハンドルを自在に操る楽しさは、シリーズ随一だった。しかしながら、CBR400Rと400Xが、平成28年排出ガス規制をクリアしてモデルライフを継続したのに対し、ひとりCB400Fだけは、生産終了車リストに入れられた。なお、CB400Fは、グローバルモデルのCB500Fを日本の免許事情に適合させた日本向けモデル。同様に、CBR400RにはCBR500Rが、400XにはCB500Xが、海外向けモデルとして存在した。

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