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ヤマハ | YAMAHA XT250X
舗装路とダートを組み合わせたコースで競う、スーパーモタード(スーパーバイカーズ)と呼ばれたレース。コースにはジャンプ台もあるような、そんな競技に参加するために、オフロードバイクをベースにしながら、前後にロードタイヤを履かせたモデルのことを、レースのジャンル通りに、「モタード」や「スーパーバイカーズ」などと呼んでいた。市販モデルでも、同様のジャンル名称として、KXL250をベースにしたDトラッカー(カワサキ)やXR250派生のXR250モタード(ホンダ)などが存在していた。2006年に発売された、ヤマハXT250Xは、オフロードバイクのセロー250(XT250)をベースに、前後17インチのロードタイヤを履かせたモデルで、そういった成り立ちだけを見れば、「モタード」ということになるのかもしれないが、セロー250は、オフロードをトレッキングするためのバイクであるので、XT250Xも、「モタード風」のストリートバイクといったほうが、キャラクターを正確に表わしていたと言えた。2008年には環境規制対応のためにフューエルインジェクションを採用した。以後、仕様変更を受けることなく販売が続けられ、2017年からの新しい規制を前に、販売を終えた。なお、ヤマハ製のスーパーモタードとしては、2007年にWR250Xが登場した。オフロードのYZF-R1をコンセプトに開発されたWR250Rをベースとしていた。