ドゥカティ | DUCATI モンスター1200 | Monster 1200

車輌プロフィール

2014年モデルとして新登場したモンスター1200は、前年までのモンスター1100エボに代わって登場した新世代のモンスターだった。モンスター1200のスタイルは、1100エボ時代の13.5リットルから17.5リットルまで拡大された燃料タンクや、61mm長くなったホイールベース、低くなったシート高(本国仕様でも785mm)などもあって、「ディアベルに似てきた?」と思ってしまいそうなシルエットになった。もちろんフレームも一新されていた。また、搭載されるエンジンは、同時代のディアベルにも搭載されていた「テスタストレッタ11°DS」で、空冷ではなく、水冷の1,198ccLツインユニット。水冷エンジンのモンスターがラインナップされるのは、モンスターS4Rs(2006-08年)以来のことだった。2010年代の新型モデルらしく、スロットル伝達にはライドバイワイヤが採用され、3種類のライディングモード(アーバン/ツーリング/スポーツ)を選ぶことができるようになった。2017年には、仕様変更を受け、ホイールベースが1,511mmから1,485mmに短縮され、タンク容量も16.5リットルになった。ナンバープレートホルダーは、リアフェンダーマウントに変更された。また、初期モデルから標準装備されていたABSは、コーナリングABS(車体がバンクしている時でも制御できるABS)にアップグレードされた。

ドゥカティ Monster 1200のユーザーレビュー・写真
 
ウデとココロを試されるモンスター

満足している点

・イタリアンレッドのボディカラーとスタイリッシュかつスパルタンな外見
・エキパイのワケのわからない取り回し
・開ければガツン!と出るパワー
・軽いボディ(乾燥180㎏未満)
・その軽量ボディにハイパワー(120馬力以上)
・足回りがシッカリしていて、調整も好みにできる
・遠目に見ても、やっぱカッコイイ~わぁ~♪ホレボレ…

不満な点

・低回転になると振動でミラーがブレブレ
・低速でトコトコなんてバイクが許してくれない(笑)
・デジタルメーターのイロイロなオプションが複雑
・トラコン(DTC)がジャマな時も

これから購入する人へのアドバイス

「乗りやすい」などと言われていますが、大型初心者にはオススメしません。ドゥカ独特の2気筒は高回転型で、低速がちょうニガテ。渋滞は水温は上がるし、エンジンからの熱気はハンパないし…
そのかわり、開ければガツンとパワーを発揮して、気持ち良く加速します。地面を力強く蹴って宙を飛ぶ気分はすがすがしいくらい。
スタイルもスピードも期待を裏切らない、それだけに、自分のウデとココロを試される”怪物”です。

総合評価: 5
年式:2014年  燃費:一般道:18.0km/L  高速道:18.0km/L
投稿者:かてむ
投稿日:2016-06-01 14:27:13