モトグッツィ | MOTO GUZZI V85 TT

新車価格帯(実勢価格)

車輌プロフィール

モトグッツィ・V85TTは、2017年のEICMA(ミラノショー)で発表されたモトグッツィのミドル・アドベンチャー。市販されたのは、2019年モデルからだった。2010年代の後半は、最新の技術・装備を備えながら、スタイルはクラシック、というモデルが人気を集めており、V85TTも、その例にならったトラベルエンデューロという設定だった。車名の「V85」は、モトグッツィの伝統である縦置きVツインエンジン(853cc)に由来し、「TT」はイタリア語で「全ての地形」を意味する「tutto terreno」の頭文字をとったものだった。パリダカールラリーを思わせるような砂漠地帯での冒険と挑戦を想起させるネーミングで、それは初期モデルに採用されたカラーリング名称に、「サハラ」や「カラハリ」など世界の砂漠や山脈の名称が用いられていたことにも示されていた。853ccの縦置きVツインエンジンは、新設計ながらOHV式を採用。クラシックを狙ったのではなく、OHVであることが、モトグッツィの伝統であったから。やはり伝統的に、このエンジンは極低回転域から有効なトルクを発生させていた。ホイールサイズは前19インチ、後17インチで、シート高はアドベンチャーモデルとしては低めの830ミリに設定。ルックスはクラシックながら、ABS、ライドバイワイヤ、トラクションコントロール、マルチ表示のフル液晶メーター、USB電源ソケットなどを備えていた。2021年モデルで欧州排ガス規制のユーロ5に適合するとともにマイナーチェンジを受けた。ライディングモードは、それまでの3種類から5種類選択になり、チューブレスタイヤを採用した。2024年モデルで仕様変更を受け、エンジンには可変バルブ機構が追加された。また、メーターは5インチフルカラー液晶タイプが採用された。基本的なスタイルは、変わりないが、より効率を高めたフロントスクリーンやナックルガードの採用だけでなく、これまでまるでフレームの一部かのように擬せられていたリアキャリなどのデザインも変更されていた。※2024年モデルは、2023年11月時点で日本未発表

モトグッツィ V85 TTのユーザーレビュー・写真
 
初めてのモトグッツィ

満足している点

①色・デザインが国産車にはない派手さがあり、目立つ

②800CCクラスのアドベンチャーで唯一のドライブシャフトで長距離ツーリングの道中で必要なメンテが無い。

③今まで乗っていた1000cc以上のアドベンチャーに比べて一回り小さく、軽い

④ドコドコ感があり、単車らしい音と若干の振動が心地よい。

⑤4000回転以上回すと直進性が良くなり、横風の影響を受けない。

⑥フライバイのアクセルでクルーズコントロールの為、高速一定走行がかなり楽である。

不満な点

⓵シフトの操作感がカチっとしていないので、N を出すのに慣れが必要

②クラッチは軽いが、ワイヤーなので耐久力が心配

③代理店が少なく、家から40kmと遠い。

④オプションのトップケース基台が鉄製ですぐ錆びる。

これから購入する人へのアドバイス

⓵輸入車の現実として部品は相対的に高い

②国産並みの耐久性は未知数であり、長い目で見るしかない。

③人の乗っていないバイクに乗りたい方にはピッタシ

総合評価: 4
年式:2019年  燃費:一般道:24.0km/L  高速道:22.0km/L
投稿者:mongou
投稿日:2020-02-09 09:45:19