シールチェーンのシール
EKチェーン/ThreeD(スリード)チェーンのブログ
皆様
いまや125㏄以上のほとんどのバイクに標準的に装着されている『シールチェーン』
ちなみに、弊社は、オートバイ用で今は主流となったシールチェーン世界で初めて開発・生産、量産車両に採用されたチェーンメーカーです。
いきなり話が少しそれました、すみません。
戻します。
なぜ、シールチェーンは寿命が長いのか?(ノンシールチェーンに対してです)
は、少しまえに掲載した「チェーンに発生する謎の赤い錆び」
で少しお話しましたが、
(シールはピンとブシュ間にあるグリスを封じこめるパッキンの役目をしており、ピン、ブシュの磨耗が起こりにくくしているため、寿命が長い)
チェーンが長持する為の大事な「シール」という部品。
間違ったメンテナンスで劇的にシールの寿命が短くなってしまうことが有ります。(長くなるのではなく短くなるです)
ちゃんとメンテナンスしているのに、、とならない様に祈る次第です。
そこでご紹介するのは、ある一例ですが
使っているケミカルによっては、シールが硬化したり膨張したりしてしまうことがあります。
下の写真は、シールをケミカル液に浸し時間を置いたときのシールの状態を検証した写真です。
右のシール、ひと回り大きくなっているのがわかりますか?
完全に太ってます、膨らんでます。
プレートの隙間で潰されながら、摩擦にも耐えているシールが膨らんだら、、
おおよそ想像できます。。(正確にはチェーンの状態でシール全部がケミカル液に浸ることはないので、シールの回りが太ります)
こちらは、その様なケミカルを使用したことでシールが痛み、早期にボロボロになってしまった写真です。
これでは、パッキンの役わりは果たせずグリスは流れ出て、チェーンが伸びてしまいます。
みなさんが知りたいであろう、どれが大丈夫、大丈夫でないは、、沢山ある各メーカーの各チェーンルブを全て調べていない為、、お答えできません。。
ただ、当たり前ですが、弊社ケミカル製品は、大丈夫ですので安心してお使いください。(すみません、宣伝にしたつもりでは有りません)
簡易的に調べる方法をここで紹介しています。
http://www.enuma.co.jp/archives/001/201703/pop_seal_test.pdf
もし、自分のケミカルが大丈夫か心配なので、調べてみたい、調べるためシールだけ少し欲しい、ということであれば、少しお分けしますので、ご連絡ください。
<本社・工場所在地>
〒922-8678
石川県加賀市上河崎町300番地
Tel0761-72-0286(代)fax0761-72-1377
<製品に関するお問合せ先>
名古屋営業所 内 MC国内営業課
〒460-0008
愛知県名古屋市中区栄1丁目22番16号ミナミ栄ビル513号
Tel052-221-8451 fax052-221-8453