New Model Murrey MRG-202A レザーオーバーグローブ
更新日:2013年09月06日 18:20:10

New Model Murrey MRG-202A レザーオーバーグローブ

LEADのブログ

製品開発担当のTです。
まだ残暑の厳しいこんな時期にどうかと思うのですが防寒用品のご案内です。


冬のツーリングでは手の冷たさは半端ないですよね。頑張って想像してみてください(^_^;)
グリップヒーターもいいのですが甲側は寒かったりします。
最強はハンドルカバーでしょうが、スタイル的に・・・って方も多いと思います。
そこで手に付けるハンドルカバーが出来ないものかと試作とテストを繰り返すことで形にしていきました。


最初の難関は操作感の悪さです。
使用想定が寒さが一番きつい高速道路対策でしたので防寒性に優れるミトン型にしました。

しかし、ただでさえ厚ぼったい防寒グローブに革一枚足しただけでも悪い意味で別次元の感覚です。
これではさすがに使い物になりませんので、試しに手の平側指部分を丸く抜いてみたら想像以上にいい感じに♪
平側の形状はこれで決定です。


そして次の難関着脱性です。着脱というより装着難易度ですね。
防寒グローブを装着した状況下で更にオーバーグローブを着けるのは想像以上に難易度が高く、初めに着ける手はそう問題はないですが、残った手はオーバーグローブも着けた状態で行う事になります。
何とか手にはめる事ができても片手でマジックテープを強く締められません。
ミトンはグローブと違い指先側に抜けていっても指の股を合わせるような動きで元に戻す事もできません。
そこでベルト部分にリングを入れベルトを折り返す事によって片手でも強く締める事ができるようになりました。

防寒グローブは大きいのでベルトの長さも問題です。長いと余ってベルクロでの固定が難しくバタつきますし、短いとリングから抜けてしまい、片手ではどうにもできずまた手袋を外してベルトをリングに通してっていう事になってしまい、とっても面倒で使うのが嫌になります。
行き着いたのはやや短めにし、ベルトをテーパー状にして簡単には抜け落ちない構造として解決しました。


次に意匠。これはカッコ悪くないハンドルカバーが基本コンセプトですから重要です。
高級牛革を使用しハンドルカバーの持つ安っぽさを排除。大人が使える質感が出ていると思います。
ダイヤステッチにしたのはルックスの問題もありますが、上下左右方向にストレッチ性を残すためでもあります。
革自体は若干のストレッチ性がありますが、縫製する糸にはありませんので、縦横方向に縫製するとその方向に伸びなくなってしまうのです。


最後に機能面。防風性・防寒性を高めるため、甲側に防風生地、平側にボアも入れました。
これで完成です。


実走テストで感じたことは、レバーを鷲掴みしかできないので操作の多い市街地には向いていませんが、高速などでは効果的です。鷲掴みが苦でないなら向いてないとも言えないんですけどね。
それでも操作性は若干落ちますので、それを踏まえた上で状況にあわせてご使用していただきたいです。

高速に乗って冷え切ってから着けても大きな効果は感じにくかったです。
実際は温度の低下を防いでいるのですが、既に冷え切ってしまった状況ですと体感しにくく、現状維持って感覚でしたので、高速に乗る寸前の装着がベストな使い方だと私は思います。


厚手の防寒グローブには対応していません。それ自体で操作性が悪いので対象から外しました。
大きく作った方が適合も広がり、防寒性も上げられるのですが、緩過ぎた場合はレバーなどに引っかかる可能性があり安全性を考慮した結果なのです。
厚手のグローブと併用をお考えであれば試着をお薦めいたします。
Lサイズ相当の薄手の防寒材(シンサレートなど)+透湿防水フィルム入りグローブ程度の大きさを目安としています。


このカバー開発に4年を要してしまいました。出来上がった製品を見ると単純なものなのですけれども、行き詰まり開発が休止状態になった時期もあったので製品化できて幸せです。
テストモニターの方に暖かかったと言ってもえたときは本当に嬉しかったなぁ\(^o^)/



商品名  Murrey MRG-202A レザーオーバーグローブ
カラー  ブラック
サイズ  フリー
価 格  ¥7,000(税別)
素 材  牛革

詳しくはこちら → http://www.weblead.co.jp/01/001_03rg/w_mrg202a.html

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