ホンダ | HONDA プレスカブ50 | Press Cub 50

車輌プロフィール

スーパーカブ50をベースに、配達業務機能を強化したモデルとして、1988年2月に登場したのが、プレスカブ50だった。車名の「プレス」は、新聞配達用途をイメージしてのもの。前後に大量の新聞を山積みにして運ぶことを想定しているため、ハンドル部のヘッドライトに加えて、フロントバスケットにもサブヘッドライトを装備しており、状況に応じて点灯を切り替えることができた。たくさんの荷物を積むため、通常のスーパーカブ50よりも強化されたサスペンションと大きくなったサイドスタンドを備えていた。スタンダードタイプとデラックスタイプが用意され、デラックスにはグリップヒーターが装備されていた。ウインカー位置とフロントバスケットのヘッドライトをメインに変更したこと(89年)やパンクしにくいタフアップチューブの採用(96年)などを受けながら、2007年にはインジェクション化されるなど、息の長いモデルとなった。カブエンジン特有の「ルルルル・・・」というアイドリング音が、一番鶏よりも早く日本の朝を告げていた。2012年に登場したスーパーカブ50プロが後継モデルとなった。

1991年 Press Cub 50 Standard (カタログメイン)
1991年 Press Cub 50 Standard
マイナーチェンジ
1991年モデル
ホンダ Press Cub 50 Standard

鍛造ブレーキペダルの採用や、フロントバスケットのパイプの大径化による耐久性の向上を図った。サイドカバーがレッグシールドと同色の白に変更された。

基本スペック

タイプグレード名 Press Cub 50 Standard
モデルチェンジ区分 マイナーチェンジ
型式 A-C50
発売年 1991
発売月 10
仕向け・仕様 国内向けモデル
全長 (mm) 1840
全幅 (mm) 660
全高 (mm) 1010
ホイールベース (mm) 1180
最低地上高(mm) 130
シート高 (mm) 735
乾燥重量 (kg) 82
車両重量 (kg) 86
最小回転半径(m) 1.8
乗車定員(名) 1
燃料消費率(1)(km/L) 120.2
測定基準(1) 30km/h走行時
原動機型式 C50E
原動機種類 4ストローク
気筒数 1
シリンダ配列 単気筒
冷却方式 空冷
排気量 (cc) 49
カム・バルブ駆動方式 OHC(SOHC)
気筒あたりバルブ数 2
内径(シリンダーボア)(mm) 39
行程(ピストンストローク)(mm) 41.4
圧縮比(:1) 10
最高出力(PS) 4.5
最高出力回転数(rpm) 7000
最大トルク(kgf・m) 0.52
最大トルク回転数(rpm) 4500
燃料供給方式 キャブレター
燃料供給装置形式 PB22
燃料タンク容量 (L) 4
燃料(種類) レギュラーガソリン
満タン時航続距離(概算・参考値) 480.8
エンジン始動方式 キックスターター式
点火装置 C.D.I.式
点火プラグ標準搭載・型式 CR6HSA
点火プラグ必要本数・合計 1
搭載バッテリー・型式 YTR4A-BS
エンジン潤滑方式 ウェットサンプ式
エンジンオイル容量※全容量 (L) 0.8
エンジンオイル量(オイル交換時) (L) 0.6
推奨エンジンオイル(SAE粘度) 10W-30
クラッチ形式 湿式・多板・遠心
変速機形式 ロータリー式・3段変速
変速機・操作方式 フットシフト
1次減速比 4.058
2次減速比 3.230
変速比 1速 3.272/2速 1.823/3速 1.190
動力伝達方式 チェーン
スプロケット歯数・前 13
スプロケット歯数・後 42
チェーンサイズ 420
標準チェーンリンク数 100
フレーム型式 バックボーン
キャスター角 26°30′
トレール量 (mm) 75
ブレーキ形式(前) 機械式リーディングトレーリング
ブレーキ形式(後) 機械式リーディングトレーリング
懸架方式(前) ボトムリンクフォーク
懸架方式(後) スイングアーム式
ショックアブソーバ本数(後) 2
タイヤ(前) 2.25-17
タイヤ(前)構造名 バイアス
タイヤ(前)プライレーティング 4PR
タイヤ(前)タイプ チューブタイヤ
タイヤ(後) 2.50-17
タイヤ(後)構造名 バイアス
タイヤ(後)プライレーティング 4PR
タイヤ(後)タイプ チューブタイヤ
スピードメーター表示形式 アナログ
メーター表示:燃料計
車両装備:キャリア