ホンダ | HONDA NSR250R /SP/SE

車輌プロフィール

ロードレース世界選手権(WGP・のちのMotoGP)250ccクラスで2年連続(1985年・86年)のチャンピオンマシンとなったNSR250のレプリカモデルとして登場したNSR250R。Vバンク角90°の水冷2ストローク2気筒エンジンを、軽量なシャシーに搭載したスーパースポーツバイクである。1986年デビューのMC16型、のちに最強のNSRと呼ばれることになる1988年登場のMC18型、続いてMC21(1990年)、MC28(93年)と、10年ほどのモデルライフの中で4回のフルモデルチェンジ(新登場含む)を行うなど、レーサー直系モデルらしい短いスパンでの進化を続けていった。

1988年 NSR250R SP (カタログメイン)
1988年 NSR250R SP
追加
1988年モデル
ホンダ NSR250R SP

ロスマンズカラーを採用。量産市販の二輪車としては世界で初めて、マグネシウム製ホイールを前後輪に標準装備した。これにより約1.5kgの軽量化が達成され、バネ下重量の軽減による路面追随性の向上にくわえ、慣性マスの集中化が図られた。こののち、NSR250SPは、ベースモデルの上級仕様としてたびたび設定されていく。

基本スペック

タイプグレード名 NSR250R SP
モデルチェンジ区分 追加
型式 MC18
発売年 1988
発売月 3
仕向け・仕様 国内向けモデル
全長 (mm) 1985
全幅 (mm) 640
全高 (mm) 1105
ホイールベース (mm) 1355
最低地上高(mm) 135
シート高 (mm) 770
乾燥重量 (kg) 126
車両重量 (kg) 144
最小回転半径(m) 2.9
乗車定員(名) 2
燃料消費率(1)(km/L) 36.0
測定基準(1) 50km/h走行時
原動機型式 MC16E
原動機種類 2ストローク
気筒数 2
シリンダ配列 V型(L型)
シリンダバンク角(°) 90
冷却方式 水冷
排気量 (cc) 249
2スト・吸気形式 ケースリードバルブ
内径(シリンダーボア)(mm) 54
行程(ピストンストローク)(mm) 54.5
圧縮比(:1) 7.3
最高出力(PS) 45
最高出力回転数(rpm) 9500
最大トルク(kgf・m) 3.8
最大トルク回転数(rpm) 8000
燃料供給方式 キャブレター
燃料供給装置形式 TA20
燃料タンク容量 (L) 16
満タン時航続距離(概算・参考値) 576.0
エンジン始動方式 キックスターター式
点火装置 C.D.I.式
点火プラグ標準搭載・型式 BR10ECM
搭載バッテリー・型式 FT4L-BS
エンジン潤滑方式 分離給油(2スト)
2ストエンジンオイルタンク容量 2.10
クラッチ形式 湿式・多板
変速機形式 リターン式・6段変速
変速機・操作方式 フットシフト
1次減速比 2.360
2次減速比 2.733
変速比 1速 2.846/2速 1.941/3速 1.500/4速 1.272/5速 1.136/6速 1.045
動力伝達方式 チェーン
スプロケット歯数・前 15
スプロケット歯数・後 42
チェーンサイズ 520
標準チェーンリンク数 108
フレーム型式 ダイヤモンド
キャスター角 24°00′
トレール量 (mm) 90
ブレーキ形式(前) 油圧式ダブルディスク
ブレーキ形式(後) 油圧式ディスク
懸架方式(前) テレスコピックフォーク
フロントフォークタイプ 正立フォーク
懸架方式(後) スイングアーム式
ショックアブソーバ本数(後) 1
タイヤ(前) 110/70-17
タイヤ(前)構造名 バイアス
タイヤ(前)荷重指数 53
タイヤ(前)速度記号 H
タイヤ(後) 140/60R18
タイヤ(後)構造名 ラジアル
タイヤ(後)荷重指数 64
タイヤ(後)速度記号 H
スピードメーター表示形式 アナログ
メーター表示:エンジン回転計