ホンダ | HONDA CRF1000Lアフリカツイン | CRF1000L Africa Twin
かつて販売されていたアフリカツイン(1988~2000)の名称を継ぐアドベンチャーモデルとして、2016年2月に登場したのが、CRF1000Lアフリカツイン。かつてのアフリカツインが、750cc(初期は650cc)のVツインエンジンだったのに対し、998ccの並列2気筒エンジンを搭載していた。スタイリングは、発売当時のダカールラリー参戦モデルであったCRF450ラリーをイメージさせるスポーティかつ洗練されたものだった。発売と同時に、ハンドル操作に集中できる、クラッチレスのデュアル・クラッチ・トランスミッション(DCT)を装備するバージョンもラインナップされた。2017年には排出ガス規制をクリアするためのマイナーチェンジを受け、翌18年には、バリエーションモデルとしてCRF1000Lアフリカツイン・アドベンチャースポーツが発表されると同時にふたたびマイナーチェンジを受けた。このモデルから、アクセル開度を電子信号で送るストットルバイワイヤ(ライドバイワイヤ)システムを搭載し、ライディングモードセレクトが可能となった。他にもグリップヒーターやアクセサリーソケットも標準装備となるなど、多数の変更を受けた。2019年モデルでは、CRF1000Lアフリカツインシリーズ全タイプ(アドベンチャースポーツ含む)にETC2.0車載器を標準装備した。※2019年9月23日、欧州にて2020年型のアフリカツインが発表された。エンジン排気量を1,084ccに拡大し、モデル名も「CRF1100Lアフリカツイン」と改められた。名称変更に伴い、別車種扱いとした。[追記]AT限定の大型二輪免許は、2019年12月1日から施行された道路交通法施行令の一部改正に伴い、従来の「総排気量0.650リットル以下」という限定が撤廃され、排気量の上限なく、クラッチ操作を必要としない車両を運転することが可能になった。以降、CRF1000LアフリカツインのDCT搭載モデルは、AT限定大型二輪免許で運転することが可能になった。
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