ホンダ | HONDA CL250 / E-Clutch

新車価格帯(実勢価格)

車輌プロフィール

CL250は、2023年5月に発売されたスクランブラーモデル。「CL」の名称は、ドリームCL72スクランブラー(1962年)以来、ホンダのスクランブラーモデルを象徴するネーミングだったが、国内向けモデルとしては、CL400(1998年)以来の復活となった。新しいCL250は、レブル250やCRF250Lなど2010年代のホンダ250ccクラスを牽引したモデルたちと同系統の排気量249cc水冷4スト単気筒DOHC4バルブエンジンを搭載。アップマウントされたサイレンサーやワイド幅のハンドル、タックロール様のシートなど、クラシックなスクランブラースタイルを再現していた。とはいえ2020年代の新型モデルとして、クラッチレバーの操作力軽減と、ダウンシフトの際の後輪安定性に寄与するアシスト&スリッパークラッチを採用。ブロックパターンのタイヤを装着したホイールは、前が19インチ、リアが17インチ。通常のオンロードモデルよりも大径のフロントホイールでありながら、シート高は790ミリに設定され、足つきの不安が軽減されていた。2024年のEICMAで、2025年モデルのCL500が発表された。シートとステップの位置が見直されていたが、これは、初期型では着座から足を下ろすと、ステップが干渉しやすい(脛にステップが当たる)ことが関係しているとみられた。ホンダからのリリースによれば、国内向けのCL250にもこの変更が加えられるとあり、実際に、2025年10月にCL250のマイナーチェンジの際に、変更点として加えられていた。このマイナーチェンジと同時に、通常の6MTに加えて、ホンダが開発したバイク用有段式マニュアルトランスミッションのクラッチ操作を自動制御するHonda E-Clutch搭載モデルも設定された。Eクラッチは、発進時や停止時にもクラッチレバーに触れる必要はなかったが、任意にクラッチ操作することも可能。DCTや自動遠心クラッチとは異なり「クラッチレバー」は存在するため、運転には(AT限定ではない)普通二輪免許が必要だった。なお、CL250というモデル名としては、1968年に登場したドリームCL250が存在したが、50年以上が経過していること、「ドリーム」が付かないことを理由に、バイクブロスでは別車種扱いとした。

ホンダ CL250 / E-Clutchのユーザーレビュー・写真
 
オールラウンダー

満足している点

足がよく動くので踏ん張らずにゆったり乗れる。
前輪19インチのせいか直進安定性が抜群、どっしり感がある。
フラットシートでライディングポジションが前後に大きく変えられる。
DOHCの単気筒なので吹けが軽くよく回る上に燃費がいい。

不満な点

空冷OHC単気筒に比べるとやはり低回転のトルクは細い。
よく回るエンジンだが高回転域(6速80km/h~)からの振動が尖ってくる。110km/hを超えるとやわらぐ。
足付きでステップが邪魔。位置というとりもステップが大き過ぎな気がする。@2cm短かくていい。
サイレンサーがデカ過ぎる。キャリアやバッグを積めばその存在感が小さくなるが社外品にしたい。
案外切角が小さくUターンでロックに当たる時がある。ちょっと怖い。

これから購入する人へのアドバイス

意外とバイクらしい挙動や荒さがある。レビュー動画ではクセのないオールマイティーなバイクとよく出ているが、回転数によるトルク変動が若干あるのでそれを楽しめる人におすすめ。

総合評価: 4
年式:2024年  燃費:一般道:32.0km/L  高速道:40.0km/L
投稿者:シャンプー
投稿日:2024-08-04 12:57:58