トライアンフ | TRIUMPH ボンネビルT100 / ブラック | Bonneville T100 / BLACK

新車価格帯(実勢価格)

車輌プロフィール

ボンネビルT100が発売されたのは、2002年から。往年のトライアンフを象徴するバーチカルツインを搭載するロードスターモデルとして登場した(新しい)ボンネビルの派生車種として、外装を中心に装備の充実化をはかった上級モデルという立ち位置での登場だった。当初のエンジン排気量は790ccで、ボンネビルと同じ。T100にはタコメーターが備えられていた。2005年には空冷ツインのエンジンは865ccに拡大され(素のボンネビルは2007年から)、2008年にはフューエルインジェクションを採用した。ここまで、ボンネビルT100もボンネビルも、フロント19インチ、リア17インチのスポークホイールを採用していたが、この後、ベースモデルのはずだった素のボンネビルが、前後17インチのキャストホイールを履き、シート高も下げた入門モデルとして再設定されることになった。ここから先、ボンネビルT100は、トライアンフ・モダンクラシックレンジの伝統を、もっとも色濃く受け継ぐモデルとしてラインナップされていった。次の大きな変化は、2016年。空冷だったバーチカルツインエンジンが、水冷ユニットになったこと。900ccと1,200ccの2通りが用意された水冷エンジンのうち、1,200ccユニットを採用したボンネビルT120が登場し、T100はラインナップから外れたかに思われたが、2017年に、900ccエンジンを搭載し、再びボンネビルT100が登場した。ここで、ABSやトラクションコントロールなどの電子制御が導入されたが、ボンネビルT100の「伝統を色濃く受け継ぐ」という2010年代からの役割は、そのままだった。なお、水冷化以降のT120とT100の目に見える違いは、フロントブレーキ。前者はダブルディスク、T100はこれまで通りのシングルディスクだったこと。2021年モデルでは、ユーロ5へ適合するとともに、各部をブラッシュアップ。フロントフォークのカートリッジを新設計し、ブレンボ製ブレーキを採用した。

2002年 Bonneville T100 (カタログメイン)
2002年 Bonneville T100
新登場
2002年モデル
トライアンフ Bonneville T100

前年に登場していたボンネビルの上級仕様として設定されたのが、ボンネビルT100だった。燃料タンクにあしらわれた手書きのラインや、クロムメッキのエンジンカバー、追加されたタコメーターなどが特徴だった、790ccの空冷4スト並列2気筒DOHCエンジンやシャシーは、スタンダードのボンネビルと共通。

基本スペック

タイプグレード名 Bonneville T100
モデルチェンジ区分 新登場
発売年 2020
仕向け・仕様 海外メーカーモデル
全長 (mm) 2250
全幅 (mm) 860
全高 (mm) 1105
ホイールベース (mm) 1493
シート高 (mm) 775
乾燥重量 (kg) 205
乗車定員(名) 2
原動機種類 4ストローク
気筒数 2
シリンダ配列 並列(直列)
冷却方式 空冷
排気量 (cc) 790
カム・バルブ駆動方式 DOHC
内径(シリンダーボア)(mm) 86
行程(ピストンストローク)(mm) 68
圧縮比(:1) 9.2
最高出力(PS) 62
最高出力(HP) 61
最高出力回転数(rpm) 7400
最大トルク(N・m) 60
最大トルク回転数(rpm) 3500
燃料供給方式 キャブレター
燃料タンク容量 (L) 16
エンジン始動方式 セルフスターター式
エンジン潤滑方式 ウェットサンプ式
クラッチ形式 湿式・多板
変速機形式 リターン式・5段変速
変速機・操作方式 フットシフト
動力伝達方式 チェーン
フレーム型式 鋼管クレードル
キャスター角 29°
トレール量 (mm) 117
ブレーキ形式(前) 油圧式ディスク
ブレーキ形式(後) 油圧式ディスク
ブレーキオイル適合規格 DOT 4
懸架方式(前) テレスコピックフォーク
フロントフォークタイプ 正立フォーク
懸架方式(後) スイングアーム式
ショックアブソーバ本数(後) 2
タイヤ(前) 100/90-19
タイヤ(前)構造名 バイアス
タイヤ(前)タイプ チューブタイヤ
タイヤ(後) 130/80-17
タイヤ(後)構造名 バイアス
タイヤ(後)タイプ チューブタイヤ
ホイールリム幅(前) 2.5
ホイールリム幅(後) 3.5
スピードメーター表示形式 アナログ
メーター表示:エンジン回転計