MVアグスタ | MV AGUSTA F4

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車輌プロフィール

1970年代にいったん消滅していた「MVアグスタ」のブランドが再興されたのは、1990年代のこと。1997年のミラノショーに、新生MVアグスタのファーストモデルとして展示されたのが、F4のプロトタイプだった。市販されたのは1999年(F4セリエオロ)で、搭載された750cc4気筒エンジンを含め「走る宝石」と称された。以来、F4シリーズは、MVアグスタモデル群の象徴的な存在となって、バリエーションや排気量の拡大をはかってきた。2010年に登場したF4は、はじめてフルモデルチェンジを受けた第2世代ということになるが、モデル名から排気量表記がなくなり、750cc時代のモデルと混同されやすくなった。それというのも、外観デザインについては、マッシモ・タンブリーニデザインの初代モデルと大きく変わっていないため。とはいえ、F4で特徴的だったセンターアップマフラー(4本出し)エンド形状が、初代までの丸型から四角になっていたという違いもあり、当然ながら998ccの直列4気筒エンジンもフレームも一新されており、そのエンジンには、「トルクシフトシステム」という吸気ファンネル可変システムが採用されていた。2013年モデルからは、998ccなのは同じながら、ショートストローク化が進められた新型エンジン「コルサ・コルタ」(Corsa Corta=ショートストローク)を搭載し、電子制御システム(MVICS)によって出力とトラクションをコントロールしていた。また、ホイールも新デザインになった。なお、この第2世代のF4には、F4RやF4RR、F4RCといった上位バリエーションモデルと、F4 LH44というスペシャルモデルが設定された。

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