ヤマハ | YAMAHA YZF1000R サンダーエース | YZF1000R Thunder Ace

車輌プロフィール

1995年秋のパリショーにおいて、1996年のニューモデルとして発表された中の1台に、YZF1000Rがあった。これまでのFZR1000に代わるヤマハ・スーパースポーツモデルの頂点と位置付けられており、直列4気筒DOHC5バルブのエンジンは、クランクケースこそFZR1000と共通ながら、ほぼ一新。ボアはわずかに拡大され、実排気量は1,002ccに拡大さえていた。フレームは、YZF750Rのディメンションを踏襲したアルミデルタボックス。ヨーロッパ郊外の一般道における走りの楽しさを求めたというYZF1000Rは、2年後に登場するYZF-R1の前身になった。それは、ツイスティロードでのエキサイトメントを求めた初期のYZF-R1のコンセプトが、YZF1000Rとほぼ同じだったことからも明らかだった。カウルにも記されたように、サンダーエースのペットネームで呼ばれた。※海外専用モデル

ヤマハ YZF1000R Thunder Aceのユーザーレビュー・写真
 
当時のフラッグシップモデル

満足している点

市販初採用となった住友モノブロックキャリパーのコントロール性が抜群に良い。フラッグシップモデルだけあり、前後のサスペンションの調節機能は、競技車輌のTZとほぼ同じ調整範囲があって、90年代前半にTZでサーキットを走り回っていた身としては、少々の懐かしさを感じるとともに嬉しく思いました。ただ、市販ストリートモデルには不必要な調整範囲であり、サスペンションのセッティングが判らない方には挙動の怪しいサスセットをされる可能性があります。現に、私の購入した車輌はフロントがピョコピョコでリヤがガチガチの目茶苦茶な状態で、サスペンション調整の出来ない方が購入していたら、納車翌日には手放したくなるような乗りにくいミステリアスマシンでした。直ぐにニュートラル状態に戻してから、私自身に合わせて調整いたしましたところ、ヤマハらしいハンドリングを発揮してくれて、更に、シットリとした中にやる気を感じさせる、フラッグシップモデルの名に恥じないハイポテンシャルなマシンになりました。この車体に素性の良さいエンジン、5速ミッションではあっても素晴らしいストリートモデルだと思います。



不満な点

大柄な車体に加えて前傾姿勢が強めなので、小柄な方には更に前傾姿勢の傾向が強まります。チェーンサイズが532というマイナーサイズなのでコンバートした方が良いと思います。まず店頭には無いサイズです。当たり前なのですが、ハイオク仕様ですので、レギュラーを使用すると燃費も悪くなり、低回転では不正燃焼によるノッキングが発生いたします。ハイオクをきちんと使用すれば問題はありません。ただ、私は通勤使用頻度が多いため、燃費にもう少しの伸びを期待したいところです。

これから購入する人へのアドバイス

程度の良いサンダーエースは割高ですが、フラッグシップモデルだけあり、大事にされていたであろう、本当の意味での程度の良い車輌があります。近年のR1などの安い車輌からは、昔のNSRやTZRのような怪しい使われ方をされた車輌が多いような感じが見受けられますので、私自身は敬遠してしまいます。当時のヤマハがフラッグシップモデルとして造ったサンダーエース。私は良いバイクだと思います。

総合評価: 5
年式:1998年  燃費:一般道:10.0km/L  高速道:0.0km/L
投稿者:スコッと
投稿日:2011-05-12 01:05:38
旧くても最高傑作

満足している点

街乗りから高速までオールラウンドに応えてくれるマシン。大型初心者からベテランまで充分なポテンシャルです。人気車種ではないが美しいデザイン。

不満な点

カスタムパーツより純正外装パーツが絶滅気味なんで、コケないように注意(笑)

これから購入する人へのアドバイス

最新マシンと互角に走れます。信頼性や耐久性はHONDA並、SUZUKI、KAWASAKIより扱いやすいので、維持に神経質になる必要がない。

デカいし希少車なので駐輪場でも目立ちます(笑)。ある程度の速度域までならブラックバード、隼やZZR、ZX系と対等にバトル出来ますよ(^_^;)

総合評価: 5
年式:1997年  燃費:一般道:16.0km/L  高速道:20.0km/L
投稿者:石井達也
投稿日:2009-09-08 18:13:49
所有の満足度は高い

満足している点

始めての大型で、それ迄はオフ車や原付のみでした。フルカウル、逆車、1000cc以上でお買い得なバイクを探してこれにしました。
見た感じボリュームがあって大きく見えます。曲線基調のデザインでもあるので、写真で見るより実物の方がよく見えます。車重は以外と軽い感じ。
乗ってみた感じ非常に前傾がキツい。当時のレビューではGSX1100やCBR900RR、9R等よりもやる気な前傾です。最近のSSよりは楽ですが慣れてないと厳しい。
サスペンションは前後フルアジャスタブルでフォークもスイングアームも迫力あります。エンジンはデバイスのお陰か低速からトルクがでて非常に乗り易く、上のパワーも必要にして十分です。乗り味は軽快というより厚みがある安定志向の様で高速では◯
見た目・乗り味ともに大型の存在感があり、所有の満足度は高いです。

不満な点

社外パーツがとても少ないので、アップ気味のハンドルも手に入りづらいのが難点でしょうか。

これから購入する人へのアドバイス

発売されて10年ちょっと前のバイクですが、古さもあまり感じず、高速を利用したツーリングにも良いと思います。
逆に峠で人より速く走りたい、仲間内で目立つバイクがほしい、カスタムがしたい等のユーザーにはやや向いていないでしょうか。
あえて粗を探すなら5速である事、YZF750の車体+FZR1000のエンジン+αで作ったバイクなので当時のフラッグシップながらカリスマがあまり無いというのも挙げられます。

総合評価: 4
燃費:一般道:0.0km/L  高速道:0.0km/L
投稿者:えあろSS
投稿日:2008-02-14 22:17:00