ヤマハ | YAMAHA セロー225/W/WE | SEROW 225/W/WE

車輌プロフィール

セロー225(XT225)は、「マウンテントレール」を代表するモデルだった。未舗装路を走るための車両を、ざっくりとオフロードバイクとする中で、モトクロスレーサーなど競技色の強いモデルを除いた公道用モデルを「トレールバイク」とカテゴライズ(トレール=荒地・原野・山道)するが、中でも、道なき道を走破するために特化したモデルとして、セロー225に与えられたのが、マウンテントレールというサブカテゴリーだった。初登場は、1985年。ヤマハXT200用の空冷単気筒を拡大して、軽くてスリムな車体に搭載し、低いシート高を設定することで、より山の奥へ、深い自然の中へ入りこめるバイクとして特徴付けられていた。低いシート高は、やぶの中で「足こぎ」するようなことさえ考えられてのものだった。そんな特殊な機能を持つセロー225だったが、スペック上は地味な存在で、道具としてのオフロードバイクを知っているベテランが強く支持するモデルだった。また、軽くてシート高も低めというところから、女性人気も高かった。セロー225は、少しづつデザイン上の変更などを受けながら、2004年まで生産されていったが、大きな仕様変更は、1993年にリアブレーキがドラム式から油圧ディスク式に変更されたこと(モデル名がセロー225Wとなる)、1997年にリアタイヤがチューブレスとなったこと(セロー225WE)の2回だけ。2000年には、平成11年排出ガス規制に適合するためのマイナーチェンジを受けた。1985年登場のセロー225は、2005年に誕生20周年を迎えるはずだったが、同年、新モデルのセロー250へとモデルチェンジされ、セロー225としてのアニバーサリーモデルは登場しなかった。

1986年 SEROW 225 ホワイト/フレンチブルー(YSPリミテッド)(カタログメイン)ホワイト/フレンチブルー(YSPリミテッド)
1986年 SEROW 225ホワイト/フレンチブルー(YSPリミテッド)
特別・限定仕様
1986年モデル
ヤマハ SEROW 225

ヤマハ専売店限定のYSPリミテッドを発売。フロントフォークに減衰力の調整機構を備えていた。

基本スペック

タイプグレード名 SEROW 225
モデルチェンジ区分 特別・限定仕様
型式 1KH
発売年 1986
発売月 2
全長 (mm) 2055
全幅 (mm) 825
全高 (mm) 1160
ホイールベース (mm) 1350
最低地上高(mm) 285
シート高 (mm) 810
乾燥重量 (kg) 102
燃料消費率(1)(km/L) 60.0
測定基準(1) 国交省届出(60km/h走行時)
原動機種類 4ストローク
気筒数 1
シリンダ配列 単気筒
冷却方式 空冷
排気量 (cc) 223
カム・バルブ駆動方式 OHC(SOHC)
気筒あたりバルブ数 2
内径(シリンダーボア)(mm) 70
行程(ピストンストローク)(mm) 58
圧縮比(:1) 9.5
最高出力(PS) 20
最高出力回転数(rpm) 8000
最大トルク(kgf・m) 1.9
最大トルク回転数(rpm) 7000
燃料供給方式 キャブレター
燃料タンク容量 (L) 7.6
燃料(種類) レギュラーガソリン
満タン時航続距離(概算・参考値) 456.0
エンジン始動方式 キックスターター式
点火装置 C.D.I.式
点火プラグ標準搭載・型式 D8EA
搭載バッテリー・型式 YB3L-B
エンジン潤滑方式 ウェットサンプ式
クラッチ形式 湿式・多板
変速機形式 リターン式・6段変速
変速機・操作方式 フットシフト
1次減速比 3.318
2次減速比 3.000
変速比 1速 3.090/2速 2.000/3速 1.428/4速 1.125/5速 0.925/6速 0.793
動力伝達方式 チェーン
スプロケット歯数・前 15
スプロケット歯数・後 45
チェーンサイズ 428
標準チェーンリンク数 120
フレーム型式 ダイヤモンド
ブレーキ形式(前) 油圧式ディスク
ブレーキ形式(後) 機械式リーディングトレーリング
懸架方式(前) テレスコピックフォーク
懸架方式(後) スイングアーム式
タイヤ(前) 2.75-21
タイヤ(前)構造名 バイアス
タイヤ(前)プライレーティング 4PR
タイヤ(前)タイプ チューブタイヤ
タイヤ(後) 120/80-18
タイヤ(後)構造名 バイアス
タイヤ(後)荷重指数 62
タイヤ(後)速度記号 P
タイヤ(後)タイプ チューブタイヤ
ヘッドライト定格(Hi) 30W/30W