ヤマハ | YAMAHA RZ50

車輌プロフィール

RZ250とRZ350の成功で、2ストスポーツジャンルにRZブランドを確立させたヤマハが導入した、原付1種の2ストスポーツモデル、それがRZ50だった。なお、RZ50というモデルは、2回新登場している。最初は1981年6月。RZ250/RZ350と同時代に、ミニサイズのRZとして。85年にはカウル装着のマイナーチェンジを受けた。2度目は98年6月のこと。2ストスポーツという部分は変わらないが、「レトロ」テイストを持つモデルとして(当時、原付1種にレトロブームがあった)。そのため、98年以降のモデルは、丸目ヘッドライトのオールドレーサー風スタイルとなっていた。2006年モデルまで設定されたが、これは「フルサイズ」の原付1種マニュアルスポーツ車として最後まで残る存在だった(日本車の「国内向けモデル」として・2017年末現在時点)。※フルサイズ:ここでは前後17インチホイールを採用し、排気量は50cc以下ながら、車体サイズは250ccなどと同等なことを指す。※国内向けモデルとして:ヤマハは欧州向けにTZR50を2016年モデルまで設定していた。

1981年 RZ50 ホワイト(カタログメイン)ホワイト
1981年 RZ50ホワイト 1981年 RZ50ヤマハブラック 1981年 RZ50サンシャインレッド
新登場
1981年モデル
ヤマハ RZ50

RZという呼称を与えられた通り、RZ250/350に準じるスーパースポーツとして開発された初代RZ50。水冷2スト単気筒エンジンは、7.2psを9,000回転時に発生し、クロスレシオの6速ミッションと18インチの大径ホイールを介して熱い走りを実現していた。

基本スペック

タイプグレード名 RZ50
モデルチェンジ区分 新登場
発売年 1981
発売月 6
全長 (mm) 1910
全幅 (mm) 685
全高 (mm) 1000
ホイールベース (mm) 1230
最低地上高(mm) 200
シート高 (mm) 760
乾燥重量 (kg) 75
乗車定員(名) 1
燃料消費率(1)(km/L) 80.0
測定基準(1) 30km/h走行時
原動機種類 2ストローク
気筒数 1
シリンダ配列 単気筒
冷却方式 水冷
排気量 (cc) 49
2スト・吸気形式 ピストンリードバルブ
内径(シリンダーボア)(mm) 40
行程(ピストンストローク)(mm) 39.7
圧縮比(:1) 6.9
最高出力(PS) 7.2
最高出力回転数(rpm) 9000
最大トルク(kgf・m) 0.62
最大トルク回転数(rpm) 8000
燃料供給方式 キャブレター
燃料供給装置形式 VM18
燃料タンク容量 (L) 10
燃料(種類) レギュラーガソリン
満タン時航続距離(概算・参考値) 800.0
エンジン始動方式 キックスターター式
点火装置 C.D.I.式
点火プラグ標準搭載・型式 B8ES
点火プラグ必要本数・合計 1
搭載バッテリー・型式 6N4-2A-2
エンジン潤滑方式 分離給油(2スト)
クラッチ形式 湿式・多板
変速機形式 リターン式・6段変速
変速機・操作方式 フットシフト
1次減速比 3.578
2次減速比 4.000
変速比 1速 3.250/2速 2.125/3速 1.550/4速 1.227/5速 1.040/6速 0.923
動力伝達方式 チェーン
スプロケット歯数・前 12
スプロケット歯数・後 48
チェーンサイズ 420
標準チェーンリンク数 106
フレーム型式 ダブルクレードル
キャスター角 26.2
トレール量 (mm) 85
ブレーキ形式(前) 油圧式ディスク
ブレーキ形式(後) 機械式リーディングトレーリング
懸架方式(前) テレスコピックフォーク
フロントホイールトラベル(mm) 130
懸架方式(後) スイングアーム式
リアホイールトラベル(mm) 95
タイヤ(前) 2.50-18
タイヤ(前)構造名 バイアス
タイヤ(前)プライレーティング 4PR
タイヤ(後) 2.75-18
タイヤ(後)構造名 バイアス
タイヤ(後)プライレーティング 4PR
ヘッドライト定格(Hi) 25W/25W
テールライト定格(制動/尾灯) 17W/5.3W