ヤマハ | YAMAHA TDM900

車輌プロフィール

TDM900は、TDM850の後継モデルとして、2001年に発表された(2002年の新型として)。91年登場(日本では92年)の第1世代、96年登場(日本では98年)の第2世代に続く、「第3世代のTDM」がTDM900という位置づけで、水冷4スト並列2気筒DOHC5バルブエンジンの排気量を897ccまで拡大し、フューエルインジェクションを採用。吸気ダクトは可変式で、フレームは軽量なアルミ製となった。フロントマスク含む外観イメージも一新されたが、TDM850の後継モデルであることは、明らかに示されていた。ミッションはTDM900から6速化された。登場後ほどなく、ABS(アンチロックブレーキシステム)を搭載したバリエーション(TDM900A)もラインナップ。TDM850とは異なり、日本市場へ正式に導入されることはなく、海外専用モデルだった。中心となる欧州では、2012年モデルまでラインナップされた。※日本での販売は、ヤマハの海外向けモデルを輸入(逆輸入)するプレストコーポレーションによって行われた(南アフリカ仕様)。

2012年 TDM900 (カタログメイン)
2012年 TDM900 2012年 TDM900
2012年モデル
ヤマハ TDM900

※画像は欧州向けモデル

基本スペック

タイプグレード名 TDM900
仕向け・仕様 海外向けモデル
全長 (mm) 2180
全幅 (mm) 800
全高 (mm) 1290
ホイールベース (mm) 1485
最低地上高(mm) 160
シート高 (mm) 825
車両重量 (kg) 223
最小回転半径(m) 2.9
乗車定員(名) 2
原動機種類 4ストローク
気筒数 2
シリンダ配列 並列(直列)
冷却方式 水冷
排気量 (cc) 897
カム・バルブ駆動方式 DOHC
気筒あたりバルブ数 5
内径(シリンダーボア)(mm) 92
行程(ピストンストローク)(mm) 67.5
圧縮比(:1) 10.4
最高出力(kW) 63.4
最高出力(PS) 86
最高出力回転数(rpm) 7500
最大トルク(N・m) 88.8
最大トルク(kgf・m) 9.1
最大トルク回転数(rpm) 6000
燃料供給方式 フューエルインジェクション
燃料タンク容量 (L) 20
燃料(種類) ハイオクガソリン
エンジン始動方式 セルフスターター式
点火装置 フルトランジスタ式
点火プラグ標準搭載・型式 DPR8EA-9
点火プラグ必要本数・合計 2
搭載バッテリー・型式 GT12B-4
バッテリー容量 12V-12Ah
エンジン潤滑方式 ドライサンプ式
エンジンオイル容量※全容量 (L) 4.7
エンジンオイル量(オイル交換時) (L) 3.8
エンジンオイル量(フィルタ交換時) (L) 3.9
推奨エンジンオイル(SAE粘度) 10W-40
クラッチ形式 湿式・多板
変速機形式 リターン式・6段変速
変速機・操作方式 フットシフト
1次減速比 1.718
2次減速比 2.625
変速比 1速 2.750/2速 1.947/3速 1.545/4速 1.240/5速 1.040/6速 0.923
動力伝達方式 チェーン
スプロケット歯数・前 16
スプロケット歯数・後 42
チェーンサイズ 525
標準チェーンリンク数 118
フレーム型式 ダイヤモンド
キャスター角 25°30′
トレール量 (mm) 114
ブレーキ形式(前) 油圧式ダブルディスク
ブレーキ形式(後) 油圧式ディスク
ブレーキオイル適合規格 DOT 4
懸架方式(前) テレスコピックフォーク
フロントフォークタイプ 正立フォーク
懸架方式(後) スイングアーム式
ショックアブソーバ本数(後) 1
タイヤ(前) 120/70ZR18
タイヤ(前)構造名 ラジアル
タイヤ(前)荷重指数 59
タイヤ(前)速度記号 W
タイヤ(前)タイプ チューブレス
タイヤ(後) 160/60ZR17
タイヤ(後)構造名 ラジアル
タイヤ(後)荷重指数 69
タイヤ(後)速度記号 W
タイヤ(後)タイプ チューブレス
ホイールリム形状(前) MT
ホイールリム幅(前) 3.5
ホイールリム形状(後) MT
ホイールリム幅(後) 5.0
ヘッドライト定格(Hi) 55W
ヘッドライトタイプ(Hi) H7
スピードメーター表示形式 デジタル
メーター表示:燃料計
メーター表示:エンジン回転計
メーター表示:時計
メーター表示:ツイントリップ