ヤマハ | YAMAHA TT250R

車輌プロフィール

1993年4月に発売されたTT250Rは、エンデューロレーサーばりの走行性能を持った4ストロークトレールとして登場した。コンパクトにまとめられた排気量249ccの空冷単気筒DOHC4バルブエンジンを搭載し、強制開閉のVMキャブレター、前後ディスクブレーキ、再始動が容易なセルフスターターを採用。その他、ケーブルレスで軽量なデジタルメーターなどを備えていた。翌94年には、バリエーションモデルとして大径の丸型ヘッドライトを備えたTT250Rレイドを加え、2本立てのシリーズとして展開された。95年モデルのマイナーチェンジでは、エンジンのフライホイールマスを大きくして、低速域でのトルクフィーリングを改善するなどした。97年のメーター機能変更を最後に仕様変更はなく、平成11年排出ガス規制への適合が必要となる2000年9月を前に、モデルヒストリーに幕を下ろした。

1997年 TT250R ブルーイッシュブラック2(カタログメイン)ブルーイッシュブラック2
1997年 TT250Rブルーイッシュブラック2 1997年 TT250Rディープバイオレットメタリック1
マイナーチェンジ
1997年モデル
ヤマハ TT250R

TT250Rのイメージを一新するブラックと、従来のオフロードバイクらしいバイオレットの2色設定となった。このカラー変更とともに、メーターがTT250Rレイドと同様のものに変更された。95年に追加された時計機能に加え、減算トリップとツイントリップの常時表示できるようになった。※最終仕様

基本スペック

タイプグレード名 TT250R
モデルチェンジ区分 マイナーチェンジ
発売年 1997
発売月 1
仕向け・仕様 国内向けモデル
全長 (mm) 2145
全幅 (mm) 835
全高 (mm) 1255
ホイールベース (mm) 1415
最低地上高(mm) 285
シート高 (mm) 895
乾燥重量 (kg) 113
乗車定員(名) 2
燃料消費率(1)(km/L) 47.0
測定基準(1) 60km/h走行時
原動機型式 4GY
原動機種類 4ストローク
気筒数 1
シリンダ配列 単気筒
冷却方式 空冷
排気量 (cc) 249
カム・バルブ駆動方式 DOHC
気筒あたりバルブ数 4
内径(シリンダーボア)(mm) 73
行程(ピストンストローク)(mm) 59.6
圧縮比(:1) 10.2
最高出力(PS) 30
最高出力回転数(rpm) 8500
最大トルク(kgf・m) 2.8
最大トルク回転数(rpm) 7000
燃料供給方式 キャブレター
燃料供給装置形式 Y30P
燃料タンク容量 (L) 9
燃料(種類) レギュラーガソリン
満タン時航続距離(概算・参考値) 423.0
エンジン始動方式 セルフスターター式
点火装置 C.D.I.式
点火プラグ標準搭載・型式 CR8E
点火プラグ必要本数・合計 1
搭載バッテリー・型式 GT7B-4
バッテリー容量 12V-7Ah
エンジン潤滑方式 ウェットサンプ式
エンジンオイル容量※全容量 (L) 1.35
クラッチ形式 湿式・多板
変速機形式 リターン式・6段変速
変速機・操作方式 フットシフト
1次減速比 3.083
2次減速比 3.142
変速比 1速 2.466/2速 1.812/3速 1.363/4速 1.080/5速 0.888/6速 0.758
動力伝達方式 チェーン
スプロケット歯数・前 14
スプロケット歯数・後 44
チェーンサイズ 520
標準チェーンリンク数 106
フレーム型式 セミダブルクレードル
キャスター角 27°40′
トレール量 (mm) 113
ブレーキ形式(前) 油圧式ディスク
ブレーキ形式(後) 油圧式ディスク
ブレーキオイル適合規格 DOT 4
懸架方式(前) テレスコピックフォーク
フロントフォークタイプ 正立フォーク
懸架方式(後) スイングアーム式
ショックアブソーバ本数(後) 1
タイヤ(前) 3.00-21
タイヤ(前)構造名 バイアス
タイヤ(前)荷重指数 51
タイヤ(前)速度記号 P
タイヤ(前)タイプ チューブタイヤ
タイヤ(後) 4.60-18
タイヤ(後)構造名 バイアス
タイヤ(後)荷重指数 63
タイヤ(後)速度記号 P
タイヤ(後)タイプ チューブタイヤ
ホイールリム幅(前) 1.6
ホイールリム幅(後) 2.15
ヘッドライト定格(Hi) 35W/36.5W
テールライト定格(制動/尾灯) 21W/5W
スピードメーター表示形式 デジタル