ヤマハ | YAMAHA TW225/E

車輌プロフィール

1987年に登場したTW200は、本来は路面を選ばないアドベンチャートレールとしてデビューし、実際に冒険家の風間深志さんが史上初のバイクによる北極点到達(1987年)に使用したモデルとして知られていた。そんなTW200に転機が訪れたには、1990年代の後半。悪路を走破するための極太のタイヤとスリムな車体、安価な車両価格が、ストリートファッションを好む若い人たちから、カスタムバイクのベースモデルとして人気を集めはじめたのだった。そんな中、標準モデルではミニバイザー付きの角ライトだったヘッドライトを、丸目ライトに換装し、ウインカーも小型化したTW200E(1998年)が追加設定された。そのTW200Eがモデルチェンジし、エンジンをセロー225系の223cc空冷単気筒へと載せ替えたのが、2002年6月に発売された、TW225であった。なお、TW225とTW225Eと、表記が分かれている例があるが、これは角目と丸目の違いではなく、単にリリース時の表記が異なるだけで、同一のモデル。というか、TW225と表記されたのは、2002年の初登場時のみで、以降のリリースではTW225Eとされていた。2007年の最終モデルまで、カラーチェンジのみを行ない、排出ガス規制の強化(平成18年規制)を前に、モデルライフを終えた。

2002年 TW225E レディッシュイエローカクテル2(カタログメイン)レディッシュイエローカクテル2
2002年 TW225Eレディッシュイエローカクテル2 2002年 TW225Eブルーイッシュホワイトカクテル1 2002年 TW225Eダークグレイッシュリーフグリーンメタリック1
新登場
2002年モデル
ヤマハ TW225E

TW200の優れた基本構成をベースに、新たに13kW(18PS)の排気量223ccエンジン、130mmの大径リアブレーキ、スリムな外観を強調する新シートカウル、丸型メーター、小型で操作しやすいタンクキャップなどを採用。これらの効果により、ストリートバイクとして熟成を図り、市街地での優れた加速&走行性能を実現していた。

基本スペック

タイプグレード名 TW225E
モデルチェンジ区分 新登場
型式 BA-DGO9J
発売年 2002
発売月 6
仕向け・仕様 国内向けモデル
全長 (mm) 2025
全幅 (mm) 820
全高 (mm) 1110
ホイールベース (mm) 1330
最低地上高(mm) 255
シート高 (mm) 790
乾燥重量 (kg) 120
車両重量 (kg) 127
最小回転半径(m) 1.9
乗車定員(名) 2
燃料消費率(1)(km/L) 50.0
測定基準(1) 60km/h走行時
原動機型式 G328E
原動機種類 4ストローク
気筒数 1
シリンダ配列 単気筒
冷却方式 空冷
排気量 (cc) 223
カム・バルブ駆動方式 OHC(SOHC)
気筒あたりバルブ数 2
内径(シリンダーボア)(mm) 70
行程(ピストンストローク)(mm) 58
圧縮比(:1) 9.5
最高出力(kW) 13
最高出力(PS) 18
最高出力回転数(rpm) 7500
最大トルク(N・m) 18
最大トルク(kgf・m) 1.8
最大トルク回転数(rpm) 6000
燃料供給方式 キャブレター
燃料供給装置形式 MV28
燃料タンク容量 (L) 7
燃料タンク・リザーブ容量 (L) 1.7
燃料(種類) レギュラーガソリン
満タン時航続距離(概算・参考値) 350.0
エンジン始動方式 セルフ・キック 併用式
点火装置 C.D.I.式
点火プラグ標準搭載・型式 DR8EA
点火プラグ必要本数・合計 1
搭載バッテリー・型式 GM7CZ-3D
バッテリー容量 12V-7Ah(10H)
エンジン潤滑方式 ウェットサンプ式
エンジンオイル容量※全容量 (L) 1.3
エンジンオイル量(オイル交換時) (L) 1.0
エンジンオイル量(フィルタ交換時) (L) 1.1
推奨エンジンオイル(SAE粘度) 10W-40
クラッチ形式 湿式・多板
変速機形式 リターン式・5段変速
変速機・操作方式 フットシフト
1次減速比 3.318
2次減速比 3.000
変速比 1速 2.833/2速 1.789/3速 1.318/4速 1.040/5速 0.821
動力伝達方式 チェーン
スプロケット歯数・前 15
スプロケット歯数・後 45
チェーンサイズ 428
標準チェーンリンク数 120
フレーム型式 ダイヤモンド
キャスター角 26°05′
トレール量 (mm) 96
ブレーキ形式(前) 油圧式ディスク
ブレーキ形式(後) 機械式リーディングトレーリング
懸架方式(前) テレスコピックフォーク
フロントフォークタイプ 正立フォーク
懸架方式(後) スイングアーム式
ショックアブソーバ本数(後) 1
タイヤ(前) 130/80-18
タイヤ(前)構造名 バイアス
タイヤ(前)荷重指数 66
タイヤ(前)速度記号 P
タイヤ(前)タイプ チューブタイヤ
タイヤ(後) 180/80-14
タイヤ(後)構造名 バイアス
タイヤ(後)荷重指数 78
タイヤ(後)速度記号 P
タイヤ(後)タイプ チューブタイヤ
ホイールリム幅(前) 2.5
ホイールリム形状(後) MT
ホイールリム幅(後) 4.5
タイヤ標準指定空気圧(乗車定員時・前) 1.50
タイヤ標準指定空気圧(乗車定員時・後) 1.75
ヘッドライト定格(Hi) 35W/36.5W
テールライト定格(制動/尾灯) 18/5W
スピードメーター表示形式 アナログ