ヤマハ | YAMAHA XJR1300

車輌プロフィール

XJR1200(1994年~)の後継モデルとして、1998年3月に発売されたのがXJR1300だった。1996年に大型二輪免許が自動車教習所で取得できるようになり、大型バイクに強い追い風が吹いている、そんなタイミングでの登場だった。車名が表すように、エンジン排気量の拡大が行われ、タイヤサイズなども変更された。搭載される並列4気筒エンジンの冷却方式は空冷式、総排気量は1,250ccであり、これは空冷エンジンのネイキッドとしては日本最大の排気量だった(水冷の場合はホンダCB1300SFの1,284cc、油冷はスズキGSX1400の1,401cc)。2000年モデルではBSRキャブレターやホイール、ブレーキなどの変更で軽量化をはかり、2003年にもFZS1000と同じホイールの採用や騒音規制対応のためのキャブレターセッティングの変更を受けた。2004年には、ヨーロッパ仕様と同じメーターを採用し、2007年モデル(2006年11月発売)ではキャブレターに代えてフューエルインジェクションを採用した。モデルチェンジらしいモデルチェンジはこれが最後となり、カラーバリエーションの変更を受けながら、2015年モデルまで生産が続けられた。

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