スズキ | SUZUKI グラディウス650 | GLADIUS 650
2008年のパリショーで、2009年の新型モデルとして発表されたグラディウス。SV650/Sに搭載されていた645ccの水冷V型2気筒エンジンを、中低速域でのトルク特性を向上させながら、Vツインらしい鼓動感を高めるとともに、さらに扱いやすさも向上させ、エレガントなトラスフレームに搭載したスポーツネイキッドだった。異形ヘッドライトから、樹脂製のタンクカバー、サイドカバー、マフラーエンド、テールライトまで、流れるような曲面で構成されたデザインが印象的で、シンプルなSV650/Sとは大きく異なるところだった。なお、日本で2010年モデルとして発売されたグラディウス400は、この海外向けグラディウスの排気量違いモデル。SV650/S時代にも、日本向けにSV400/Sが発売されていたことがあり、その場合と同じ関係性だった。なお、スズキによる正式なモデル名はGLADIUS(グラディウス)だが、400cc版との混同を避けるため、ここではあえてグラディウス650と表記した。なお、グラディウス650は、2015年モデルまで販売され、2015年11月のミラノショーで発表された新型SV650が、後継モデルとなった。グラディウスの一代記は、SV650/Sの後を継ぎ、SV650に後を託し、ここで終了した。
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