スズキ | SUZUKI Vストローム1000 | V-Strom 1000

車輌プロフィール

2002年モデルとして新登場し、以来、海外市場向けのアルペンツアラーとして生産されていたVストローム1000。996cの水冷Vツインエンジンを搭載していた。2000年代の終りにいったんラインナップから落ちていたが、2012年のケルンショー(インターモト)に新しいコンセプトモデルが出品され、2013年の9月にブガッティ・サーキット(ル・マン24時間耐久レースの開催中)において、2014年の新型モデルとして再登場した。これも海外向けだったが、翌2014年5月のリリースで日本仕様が発表され、翌月から国内市場にも投入された。前モデルからシリンダーボアを拡大して得られた排気量1,036ccの水冷4スト90°Vツインエンジンには、その大排気量が生み出すトルクを効率よく後輪に伝えるためのトラクションコントロールが搭載されていた。これはスズキの2輪車として初めてのことだった。2017年にはフルモデルチェンジを受け、このとき、ワイヤースポークホイール仕様のVストローム1000XTがバリエーションモデルとして加わった。2020年には、後継モデルとしてVストローム1050が登場。車名の「数字」が50だけ増えていたが、Vツインエンジンの排気量は1,036ccで変わらずだった。

スズキ V-Strom 1000のユーザーレビュー・写真
 
旅の快適さはさすが。

満足している点

積載性はボックスを乗せ、サイドにもボックスがつけられるようにしたので旅のなかで不自由を感じたことはなかった。

横浜から仙台まで無休油で走れる走行距離の長さも便利だったし、4千回転で最高トルクまで発揮できるパワー感も満足度が高かった。

大柄な車体でありながらUターンが驚く程の小さい円を描き2車線であれば余裕でターンすることができる取り回しの自由度もリッターバイクとしては特筆するに値する長所だと思う。

不満な点

167㎝の私では、あまりにでかすぎた…。ローシートであればおそらく足つき的な不安はそれほどでもない。というかスペック上では650vストのほうが足つきがいいはずなのに1000の方が安心できるという事実。これは実際に試したので驚いた。

でも…坂道というほどでもない傾斜での取り回しの重さや、またがった後のバイク起こし、など50肩で痛みが出てきたからだでは乗っていくのがつらくなり、買い換えを決意。

これから購入する人へのアドバイス

正直、これほどのパワーを持つバイクの性能を公道では出す機会がほとんどない。高速でも余裕の加速と快適な風防性能。強風でも安心して乗ることのができるバイク。

もっと自分に身長があり、若い時のパワーがあればずっと乗っていたであろうバイクだった。つまりはそれだけのパワーがいるバイクであるということは言えると思う。

とはいえ、様々パーツもあって楽しめるバイクではあるので価格的に求めやすく、十分な性能を求めるならこのバイクはアリだと思う。

総合評価: 4
年式:2014年  燃費:一般道:19.0km/L  高速道:24.0km/L
投稿者:リターン アドベン車
投稿日:2024-07-12 22:43:11
足回りの完成度!!快適で速いスポーツアドベンチャー

満足している点

・走りに関して

Vstrom1000の醍醐味は何といっても足長のアドヴェンチャーバイクでありながらもスポーツライディングを楽しめるところです。
そしてVstrom1000はそのライディングを楽しめる領域がとても広いです。
綺麗な高速コーナー、小回りなコーナー、路面が荒れているタイトなコーナー、ギャップを孕んだ複合コーナー、
様々な条件下においてそのポテンシャルを発揮できるのがこのバイクの走りの魅力です。
SS乗りが嫌がりながら慎重に曲がる路面状況のコーナーを鼻歌まじりに曲がっていけるのがVstrom1000です。

Vstrom650とVstrom1000の違いですが、なんといっても足回りの完成度です。純正のセッティングは柔らかめで乗り心地が良く、悪路を走行しても安心感があります。
それでいてサスの奥の方は踏ん張り感があり、コーナーでのブレーキングに恐怖感はありません。この足回りのおかげで普段は乗り心地が良く、
多少のギャップを拾っても安心感抜群でスポーツライディングにも対応できるまさに「スポーツアドベンチャー」を体現する足回りです。

もう一つVstrom650との違いはブレーキ。
Vstrom650のブレーキはソフトなタッチで鋭いコーナリングの時にフロントを沈めるパワーに少し不満を感じていました。
Vstrom1000のブレーキタッチはスポーツバイクそのもの。ガツンと効いた後はコントローラブル、姿勢制御がしやすいです
SSのブレーキのように奥の方までしっかりと効く感じではありませんが公道では必要十分。マスター、キャリパー交換も全然あり。

コーナー前半からクリッピングポイントまでフロントブレーキを引っ張りながら
ライダーの尻からストンとバンクしてそのままシート荷重をゴリゴリ感じながらスパー!っと立ち上がっていく感覚は快感そのもの。
フロント190インチの車重230㎏とは思えないほどスパスパとコーナーをパスしていきます。

・装備に関して

その他のVstrom650との違いはほぼフルアジャスタブルであること。
Vstrom1000のサスセッティングは柔らかめに設定されているので高速道路で1○○位で走っているとふわふわして少し怖いです。なので高速を長距離走るときは
セッティングを固めにして走っています。この手間を省くためにBMWのアドヴェンチャーバイクには手元のスイッチ一つで
電子制御サスのセッティングを変更する機構が付いています。

不満な点

・上の方のパワーもうちょっと欲しいです。

・ライディング時に絶妙な位置にあるステップは停車時にものすごく邪魔してきます。
最終的にステップの横に足を置くのが一番しっくりきました。

…航続距離
よほどぶん回さなければ330㎞は絶対に走ってくれます。
快走ツーリングなら380まで粘れそうです。

一応メーターでは快走ツーリング時に440㎞走るって表示されていました。

走りの質が変わらないのならタンク容量は24リットル位あっても私はよかったです。

・エンジンに関して

エンジンはザ・大人しい。
1000ccのリッターSSや同排気量の4発に比べるとパワーはないです。でもなんか速い。扱いやすい。リッターバイクにも関わらずアクセルを開けるのが楽しい。
立ち上がりの際は中低速にトルクを感じるものの、6000回転以降は官能的な要素はほぼないと言っていいです。
セミカムギアがアイドリングで「ヒョヒョヒョヒョ」と木霊し、アクセルを開けると「ニャーーーーン!!!」と嘶きます。
排気音はこのセミカムギアの音にほぼかき消され、4500回転までエンジン音を拝むことはできません。
これなら長距離走っても音疲れはしなさそうですね。
5000回転以降は「ダロロロロロロロ!!!!」とLツインの子気味良い音が聞こえてきます。
吸気音は皆無、立ち上がりでアクセルを開けた時の吸気音には期待しないでください。

これから購入する人へのアドバイス

各社の大型2気筒アドヴェンチャーバイクの購入を迷っている方に参考になればと思います。
アドヴェンチャーバイクというカテゴリーはオフも走れないとダメというイメージがあります。

しかしアドヴェンチャーバイクの本場ヨーロッパでもオフユースは全体の1割程度。
「じゃあオフ性能よりもオンロード走行を重視したアドヴェンチャーバイク作ろうぜ」って
スズキさんが作ったのがこのVstromシリーズです。
オフ性能は最低地上高の事もあってそんなに高くないですが、不意に出会う不整地程度なら
難なくこなし、オンロードではポテンシャルの高い走りを提供してくれます。
まさにスズキさんの狙い通り、ヨーロッパや日本の道路事情にマッチしたバイクに仕上がっています。

バイク購入は見た目が基本ですが、オフメインにツーリングをしないのならこのVstrom1000が断然
おススメです。楽に長距離を走りながら旅先のコーナーを楽しみ、不意に出会う不整地を超え
突如として現れるハードな酷道に挑戦したくなるのがVstrom1000です。

まさに走って楽しい旅バイク!
スポーツアドヴェンチャーです!


ちなみに私のおススメサスセッティングは

(純正値から)
下道  
フロント COM+2クリック

高速 
フロント COM+3クリック TEM+4クリック
リア   TEM+1回転

総合評価: 5
年式:2014年  燃費:一般道:20.0km/L  高速道:23.0km/L
投稿者:ワラビモチー
投稿日:2018-07-30 22:07:49
不遇の名車

満足している点

 大型バイクにして(丁寧に乗れば)リッター20キロを切ることはありません!常用域のトルクが分厚いので街でも乗りやすく、リッターバイクながらエンジンの熱を足元以外ほとんど感じません。
 シートもよくできており、お尻はほとんど痛くならず、楽チンポジションで他のバイクに比べ疲れはかなり少ないです。日帰りツーでは高速+下道500キロオーバーは軽く走れます。
 倒立フォーク+モノブロックキャリパーとABS+トラコンでその気になれば同格のスポーツネイキッドとも峠では引けを取りません。元がTL1000のエンジンがベースですしね・・・
 マルチに使えるバイクかと。Vツインというとホンダのイメージですが、スズキも負けてないと思います。

不満な点

 海外では好評ですが、何分国内でオーナーが少ないため、アフターパーツが少ないとこが辛いですね。

これから購入する人へのアドバイス

 某海外B社のアドベン車がこのクチバシ大型バイクの魁と思っているそこのアナタ!クチバシの元祖はスズキです!(DR-BIGというナナハン単気筒という狂気)足つきの悪さを決して否定はしませんが、それはこのジャンルではどこのメーカーでも一緒です。足つきを理由にこのバイクを選ばないというのであれば、このジャンルは初めから諦めるべきです。
 しかし、乗ると必ず「いいバイクだ・・・」と思うバイクです。スズキファンライドフェスタでは試乗車もあります。海外製の足長の憧れを否定するつもりはありませんが、その前に国産足長バイクにもいちど目を向けてみては?

総合評価: 5
年式:2014年  燃費:一般道:20.0km/L  高速道:24.0km/L
投稿者:ダシ
投稿日:2017-12-10 17:42:25
23怪鳥現る存在感抜群

満足している点

・口ばしツンツンの存在感
・車体が大柄で、乗っていて楽
・ポジションが自然
・Vツインエンジンの鼓動
・4千回転付近の、トルクの盛り上がり方

不満な点

・低速トルクの薄さ
・6速2千回転で、ギクシャクする
・173㎝で足つきツンツン

これから購入する人へのアドバイス

まだ、慣らし運転中なので、4千回転までしか回せてないので、そこから上が楽しみです。
次期モデルで、SV650ABSに付く、アイドリングアシストが付くみたいなので、期待大です。
2ケ月乗って、F700GSの下取りとなりました。

https://oldcar8090.blogspot.com/

総合評価: 5
年式:2016年  燃費:一般道:25.0km/L  高速道:23.0km/L
投稿者:旧車ライダー
投稿日:2016-10-11 19:43:31
V-Strom 人に勧められるバイクです

満足している点

・いつまでも、走れる楽なポジション
・20Lのビッグタンクは、のんびりツーリングなら無給油500kmは確実 そう
・V型のパルス感、十分に感じられます
・初期に履いているバトラックスも十分、食いつきます
 (1cmアマリングしてますが、僕としては命一杯寝かしてます)
・電子制御も入り、安定度高い
・ロングランが楽しくなれます
・Uターン苦手ですが、意外と楽に回れる
・ブレーキよく効きます
・ローシートにすると、片足の指の付け根ぐらいは届くようになり ます
・レア車

不満な点

・164cmの身長だと、足付きが宜しくない
・ローシートは、お尻痛くなります(ジーパンのせいかも?)
・ローシートにする→ハンドルアップされるので、肩こり発生
・速度とギアを適切に合わせていないとノッキングする
 (4発は、ズル(楽)ができた)
・6速5000rpmで、ぬあわkm…どこで使うんでしょうか?
・でかい、足付き性小回りなどで町中はあまり走るのは不得意
・横風に弱い
・マグネット式のタンクバッグが使えない
・期待外れな容量の純正パニアケース
・マイナー車

これから購入する人へのアドバイス

・ビグスクからの乗り換えが、一番ポジション的に違和感がないバイクかもしれません
・スポーツ系のバイクから乗り換える人に、足を降ろす時ステップの後ろに足を置くように心がけて下さい

楽なポジション、高燃費、必要十分以上なハイパワー、ロングランツーリングをしたい人、されている人に勧める事のできるバイクです

総合評価: 5
年式:2015年  燃費:一般道:26.0km/L  高速道:23.0km/L
投稿者:ワイズマン
投稿日:2015-04-09 22:11:27
いいバイクです!

満足している点

シートがいいです。長時間座っていても、お尻がいたくなりません。ポジションも楽です。

不満な点

街乗りでの燃費が非常に悪い。高速で走った時に、巻き込み風で頭が揺れる。

これから購入する人へのアドバイス

スクリーンは、少し高めのものに変更した方が良いかもしれませんね。

総合評価: 4
年式:2004年  燃費:一般道:14.0km/L  高速道:18.0km/L
投稿者:Mack
投稿日:2012-01-09 18:29:54