スズキ | SUZUKI RG500ガンマ | RG500Γ

車輌プロフィール

1976年から82年までの7年連続で、WGP(ロードレース世界選手権)GP500クラスでメーカータイトルを獲得したスズキが、GPマシン用のスクエア4(4気筒が四角にレイアウトされた)エンジンの図面をベースに開発したパワーユニットを搭載した、真のRG-Γ(ガンマ)レプリカ。それが、RG500Γ(ガンマ)であった。その中型免許仕様となるRG400Γ(ガンマ)も設定されたが、両車の違いは、基本的にはシリンダーボア径の違い(500は56mm、400は50mm。ストロークはともに50.6mm)と、400にはハーフカウル仕様が設定されたことだけ。RG500ガンマ用の498cc水冷2ストローク・スクエア4気筒エンジンは、最高出力64psを発生し、軽量なアルミダブルクレードルフレームに搭載されていた。ガンマファンから「ゴガン」と呼ばれることもあり、250ccまで含めたガンマ乗りの中では、ゴガンとゴガン乗りは畏敬のまなざしで見られることもあった。

1986年 RG500Γ (カタログメイン)
1986年 RG500Γ
1986年モデル
スズキ RG500Γ

この年のWW(ウォルターウルフ)バージョンは、RG400ガンマとほぼ同じ。RG500ガンマの方にのみ、アンダーカウルに「500」の数字が入った。

基本スペック

タイプグレード名 RG500Γ
型式 HM31A
発売年 1986
発売月 5
仕向け・仕様 国内向けモデル
全長 (mm) 2100
全幅 (mm) 695
全高 (mm) 1185
ホイールベース (mm) 1425
最低地上高(mm) 110
シート高 (mm) 770
車両重量 (kg) 182
乗車定員(名) 2
原動機型式 M301
原動機種類 2ストローク
気筒数 4
シリンダ配列 U型(スクエア)
冷却方式 水冷
排気量 (cc) 498
2スト・吸気形式 ロータリーピストンリードバルブ
内径(シリンダーボア)(mm) 56
行程(ピストンストローク)(mm) 50.6
圧縮比(:1) 7
最高出力(PS) 64
最高出力回転数(rpm) 8500
最大トルク(kgf・m) 5.8
最大トルク回転数(rpm) 7500
燃料供給方式 キャブレター
燃料タンク容量 (L) 22
エンジン始動方式 キックスターター式
点火装置 C.D.I.式
点火プラグ標準搭載・型式 B7ES
エンジン潤滑方式 分離給油(2スト)
2ストエンジンオイルタンク容量 1.50
クラッチ形式 湿式・多板
変速機形式 リターン式・6段変速
変速機・操作方式 フットシフト
1次減速比 2.230
2次減速比 2.500
変速比 1速 2.636/2速 1.750/3速 1.380/4速 1.173/5速 1.045/6速 0.956
動力伝達方式 チェーン
フレーム型式 ダブルクレードル
キャスター角 23°35'
トレール量 (mm) 102
ブレーキ形式(前) 油圧式ダブルディスク
ブレーキ形式(後) 油圧式ディスク
懸架方式(前) テレスコピックフォーク
懸架方式(後) スイングアーム式
タイヤ(前) 110/90-16
タイヤ(前)構造名 バイアス
タイヤ(前)荷重指数 59
タイヤ(前)速度記号 H
タイヤ(後) 120/90-19
タイヤ(後)構造名 バイアス
タイヤ(後)荷重指数 64
タイヤ(後)速度記号 H
ホイールリム形状(前) MT
ホイールリム幅(前) 2.5
ホイールリム形状(後) MT
ホイールリム幅(後) 2.75
タイヤ標準指定空気圧(乗車定員時・前) 2.00
タイヤ標準指定空気圧(乗車定員時・後) 2.50
ヘッドライト定格(Hi) 60W/55W
テールライト定格(制動/尾灯) 23W/8W