満足している点
・アルミツインチューブのフレーム剛性
・回して楽しいショートストロークのパラレルツインエンジン
・コンパクト且つ有効なフルカウリング
・ロングホイールベースと深いキャスター角による直進安定性
・軽量な車体と必要十分なエンジンパワー
・フラットなテールエンドによる高い積載性
・エンジンやキャブレターの主要部品の長期供給
(カワサキさん、ありがとう!)
<総評>
250ccクラスとしては大柄な車体ですが、アルミフレームなどで軽量に仕上げられているため(自分の場合)取り回しで苦労することがありません。完璧に整備したエンジンであれば、パラツインらしく気持ち良くパワフルに回ります。荷物の積載性も良いので、夏にはZZR250でキャンプツーリングに出掛けています。「休日を満喫できる良い相棒」です。
不満な点
・製造中止に伴うカウリング等の外装部品のメーカーストック切れ
<経緯>
隣県のバイク販売店から走行距離5,000kmの中古車として購入しましたが、キャブレターや電装関係は未整備状態でした。燃料負圧コック・キャブレター間のチューブの組み間違え(つぶれ、クリップ欠損)があり調子が出ていない様子。バイク店では破損した部品は交換済みだったものの、左側を下にして結構な転倒を経た車体のようで、高速走行ではハンドルが暴れ出す「ウォブリング現象」が発生。また電装系統も不安定。これらを解決出来ずに前オーナーは手放したと推測。よって気合を入れて「セルフで完全整備」を実施しました。
これから購入する人へのアドバイス
<整備箇所>
キャブレターを基本通りに整備し、前後のタイヤもダンロップのアローマックスの新品に交換。フォークオイルを全交換し、フロント周りを慎重に再度組み上げ(ねじれ解消)。電装関係ではアイドリング中にヘッドライトを点灯させるとエンストする症状から「ニュートラルスイッチ」が怪しいと睨みこれを交換。また「ニュートラルスイッチの不具合」に起因する失火が積み重なったことにより「吸排気バルブへのカーボン付着」と「圧縮(始動)不良」があったが、強力なエンジンクリーナーでバルブ周りのカーボンを溶解させこれを解消。前述のウォブリングも解消し、エンジンもフルパワーを発揮。今は絶好調です。
ZZR250でアイドリングが不安定だったり、頻繁にエンストするような場合は「キャブレターの各ジェットの清掃」に加えて、「ニュートラルスイッチ」を点検整備(交換)すると解決するかも知れません。
投稿者:ガレージライフ