カワサキ | KAWASAKI Z250
ニンジャ250のカウルレス、ネイキッドバージョンとしてのZ250、とされることが多いが、スポーツツアラーとしてのニンジャ250に対して、Z250はこの時代のZシリーズがそうであったようにストリートファイター系のパフォーマンスモデルとして、キャラクターを異にしていると言ったほうが、より正確だった。登場は2013年4月で、その年の2月にはニンジャ250R改めニンジャ250が登場しているので、同時期にプラットフォームを共有するモデルとして開発されたものだったことが分かる。搭載したエンジンは、248ccの水冷4スト並列2気筒DOHCユニットで、31psを11,000回転時に発生した。2014年モデルでの色変更を経て、2015年からはABSとアシスト&スリッパークラッチを装備し、モデル名をZ250 ABSとした。2017年モデルでは、専用シートとホイールを装備するスペシャルエディションをラインナップした。その後、ニンジャ250が2018年2月にモデルチェンジしたのを受けて、Z250も、2019年モデルで一新された。ベースは新しいニンジャ250となり、同時にZ400(ニンジャ400ベース)も登場した。この新しいZ250は、前モデル比でプラス4kWの出力向上と6kgの軽量化を達成。ホイールベースも短くなっていた。2023年モデルで、平成32年(令和2年)排出ガス規制をクリアした。