カワサキ | KAWASAKI Z400
1970年代の後半にRS400の後継モデルとして販売されていたZ400から40年を経て、再び「Z400」ネームのネイキッドが登場した。2019年の新型モデルとして登場したZ400は、2018年モデルで一新されたニンジャ400がベースだった。この背景には、もともとER-6/4シリーズをベースにしていたニンジャ400が、2018年を機に、ニンジャ250の(フレームなどを共有する)姉妹モデルに生まれ変わったことがあった。2017年までのニンジャ250をベースにしたネイキッドのZ250が、新型ベースに切り替わるタイミングで、同じように、ニンジャ400ベースのネイキッドとして、Z400が設定されたということ。カワサキの400ccクラスネイキッドとしては、2013年まで生産されたER-4n(旧ニンジャ400の姉妹モデル)以来6年ぶりのラインナップとなった。399ccの水冷4スト並列2気筒DOHCエンジンや、ニンジャH2イメージのトレリスフレームなどは、当然ながらニンジャ400(2018年)と同様。欧米、アジア各国など世界市場向けのモデルとされ、マレーシアやタイ、フィリピン向けには、メーターバイザーやアンダーカウルなどを備えたZ400 SE(スペシャルエディション)も設定された(日本では未発売。バイザーなどはオプションパーツ設定)。2023年モデルで、平成32年(令和2年)排出ガス規制に適合した。