カワサキ | KAWASAKI ゼファー750 | ZEPHYR 750

車輌プロフィール

1980年代のレーサーレプリカブームが行きついた先にあったのは、「バイクらしさへの回帰」だった。その象徴として1989年にカワサキから登場したのが、ゼファー(400)。カウルなし、丸いライト、空冷エンジン、2本のリアショックなど、レプリカとはおよそ対極にあるようなシンプル・スポーツは、爆発的なヒットモデルとなった。その余韻もさめぬ中、1990年にデビューしたのが、「ナナハン」モデル、ゼファー750だった(ZR750 C1)。丸くラウンドした燃料タンクの雰囲気など、かつてのZ2(ゼッツー)に近いイメージで、空冷738ccのエンジンはかつてのZ650-GPz750由来の4気筒ユニット。前後17インチのホイールは現代(当時の)的で、軽快なハンドリングを生み出していた。1994年にハザードランプが追加されるとか、2001年モデルで環境対応するなどの小変更はあったものの、大きなモデルチェンジはなく。2006年モデルまで生産された。なお、1996年からは前後スポークホイールとしたゼファー750RS(~2003年)も販売された。関連モデルとしては、ゼファー1100(1992)のほか、ゼファー750をモノサス化したようなZR-7(1999)が存在した。

1992年 ZEPHYR 750 (カタログメイン)
1992年 ZEPHYR 750
カラーチェンジ
1992年モデル
カワサキ ZEPHYR 750

機種コード、Z750 C2。エンブレムステッカー色が変更された。

基本スペック

タイプグレード名 ZEPHYR 750
モデルチェンジ区分 カラーチェンジ
型式 ZR750C
仕向け・仕様 国内向けモデル
全長 (mm) 2105
全幅 (mm) 770
全高 (mm) 1095
ホイールベース (mm) 1450
最低地上高(mm) 150
乾燥重量 (kg) 200
車両重量 (kg) 216
乗車定員(名) 2
原動機型式 ZR750CE
原動機種類 4ストローク
気筒数 4
シリンダ配列 並列(直列)
冷却方式 空冷
排気量 (cc) 738
カム・バルブ駆動方式 DOHC
気筒あたりバルブ数 2
内径(シリンダーボア)(mm) 66
行程(ピストンストローク)(mm) 54
圧縮比(:1) 9.5
最高出力(PS) 68
最高出力回転数(rpm) 9500
最大トルク(kgf・m) 5.5
最大トルク回転数(rpm) 7500
燃料供給方式 キャブレター
燃料供給装置形式 CVK32
燃料タンク容量 (L) 17
燃料タンク・リザーブ容量 (L) 3
燃料(種類) レギュラーガソリン
エンジン始動方式 セルフスターター式
点火装置 フルトランジスタ式
点火プラグ標準搭載・型式 DR9EA
点火プラグ必要本数・合計 4
搭載バッテリー・型式 YTX12-BS
バッテリー容量 12V-10Ah
エンジン潤滑方式 ウェットサンプ式
エンジンオイル容量※全容量 (L) 3.6
推奨エンジンオイル(SAE粘度) 10W-40
クラッチ形式 湿式・多板
変速機形式 リターン式・5段変速
変速機・操作方式 フットシフト
1次減速比 2.550
2次減速比 2.437
変速比 1速 2.333/2速 1.631/3速 1.272/4速 1.040/5速 0.875
動力伝達方式 チェーン
スプロケット歯数・前 16
スプロケット歯数・後 39
フレーム型式 ダブルクレードル
キャスター角 28°00′
トレール量 (mm) 107
ブレーキ形式(前) 油圧式ダブルディスク
ブレーキ形式(後) 油圧式ディスク
ブレーキオイル適合規格 DOT 4
懸架方式(前) テレスコピックフォーク
懸架方式(後) スイングアーム式
ショックアブソーバ本数(後) 2
タイヤ(前) 120/70-17
タイヤ(前)構造名 バイアス
タイヤ(前)荷重指数 58
タイヤ(前)速度記号 H
タイヤ(前)タイプ チューブレス
タイヤ(後) 150/70-17
タイヤ(後)構造名 バイアス
タイヤ(後)荷重指数 69
タイヤ(後)速度記号 H
タイヤ(後)タイプ チューブレス
ホイールリム形状(前) MT
ホイールリム幅(前) 3.0
ホイールリム形状(後) MT
ホイールリム幅(後) 4.0
ヘッドライト定格(Hi) 60W/55W
ヘッドライトタイプ(Hi) H4
テールライト定格(制動/尾灯) 21W/5W