カワサキ | KAWASAKI W230
W230は、2024年11月に発売されたスポーツバイクです。W800やW650、W400が展開されてきたWシリーズは、かつてのメグロ、1960年代のW1に源流を持つ、伝統的なモデル群でした。W230は、日本国内向けのWシリーズとしては初の単気筒エンジン搭載車(※)で、排気量232ccの空冷4ストロークエンジンを、ダブルクレードルフレームに搭載する、という昔ながらのオートバイらしい構成は、Wシリーズのスタイルそのままだった。初めて公開されたのは、2023年10月開催のジャパンモビリティショー(かつての東京モーターショー)で、大きな注目を集め、それから約1年を経ての国内発売となった。燃料供給はインジェクションで、LEDヘッドライトやABS付きの前後ディスクブレーキなど、21世紀のバイクらしい装備もあったが、スピードとエンジン回転数が分かれたアナログ表示の2眼メーターを備えたところなどは、見た目だけのレトロとは一線を画するところがあった。ホイールサイズは、フロント18インチ/リア17インチで、トラディショナルな安定志向の設定。しかもスポークホイールだった。※海外市場では、以前から単気筒エンジンのWシリーズは存在していた。W250(日本名 エストレヤ)やW175が該当。
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