今回は、**BMW R1200RT(空冷・2012年式)**が「エンジンをかけるとガソリンが漏れる」という症状でご入庫いただきました。 ガソリン漏れは車両トラブルの中でも特に注意が必要な症状です。燃料は引火性が高く、漏れた状態で走行を続けることは非常に危険です。そのため、原因を正確に特定し、確実な修理を行うことが重要になります。 まずは左右のカウルを取り外し、燃料系統が確認できる状態にして診断を進めます。 症状を確認すると、エンジン停止中はガソリン漏れは発生せず、エンジン始動後のみ漏れが発生していました。 これは、エンジン始動と同時に燃料ポンプが作動し、燃料ラインに規定の燃圧がかかったタイミングで燃料が漏れ出していることを意味します。 燃料ホースやクイックカプラー、ホースバンドなど漏れが発生しやすい箇所を一つひとつ確認していきますが、今回はそれらに異常はありませんでした。 さらに点検を進めると、燃料ポンプユニット本体のクイックカプラー接続部の樹脂部分に亀裂が入り、燃圧がかかった際にそこからガソリンが噴き出していることを確認しました。


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