ビーエムダブリュー | BMW R1200R
BMW・R1200Rは、カウルレスのシンプルなネイキッドスタイルを持つロードスポーツモデルとして、2007年に登場し、2018年モデルまで設定された。車名末尾の「R」は「ロードスター」を表しており、BMWは、1991年登場のR100R以来、R1100R(1994年-)、R1150R(2001年-)へと系譜を繋ぎ、このR1200Rを経て、2019年にはR1250Rへと発展していった。排気量1,169ccの水平対向2気筒(ボクサー)エンジンを搭載したR1200R単体のモデルヒストリーでは、2011年と2015年の各年度に大きな仕様変更を受けた。2011年モデルでは、ボクサーエンジンがそれまでのSOHCからDOHCに変更され、スポークホイール装備の「クラシック」バージョンを追加し、2015年モデルでは、ボクサーエンジンの冷却方式に、水冷式を併用することになったほか、ライドバイワイヤなどの電子制御システムの導入、フロントサスにテレスコピックフォークを採用した。2度の仕様変更のほか、R1200・シリーズ中における最もスタンダードなモデルとして、ベルリン工場40周年記念車(2009年)や、BMWの二輪車生産90周年記念車(2013年)、BMWグループの100周年記念車(2016年)といった限定モデルもラインナップされてきた。