本日はK1600GTLの修理の様子です。 イグニッションコイルが不調になると、アイドリング不調や吹けにも関係してきますので、乗っているとすぐに異常はわかるところになりますが、場合によっては警告灯等は出ず、診断機に繋いで初めてわかるものもあります。 ロービームはK1600シリーズは当時キノセンヘッドライト(HID)を採用している為、通常のハロゲンバルブではなく、専用のユニットとバルブになります。
ビーエムダブリュー | BMW K1600GTL
K1600GTLは、2010年秋にドイツ本国にて発表されたツアラーモデル。最大のトピックは直列6気筒エンジン(排気量1,649cc)が採用されていたことで、発表前から「コンセプト6」という名称で開発を発表していた新型エンジンが、市販モデルに搭載されたことを意味していた。6気筒エンジンをバイクに搭載するという試みは、カワサキのZ1300やホンダのCBX(1000)などでトライされてきたが、結局は、水平対向6気筒エンジンのホンダ・ゴールドウイング(GL1500/1800)がロングセラーになりえたのみ。そんな中でBMWが(Z1300やCBXと同じ)直列6気筒レイアウトを採用したことは、大きな話題となった。しかし、BMWの四輪車においては、直列6気筒こそがアイデンティティであり、その滑らかな回転から「シルキーシックス」と称される象徴性を持つものだった。なお、Kシリーズ(BMWの直列エンジン搭載ラインナップ)の前身は、4気筒のK1300シリーズだが、K1600GTLの6気筒エンジンは、K1300のそれよりも全幅で8cm、重さで17kgしか増加していなかった。なお、K1600GTLは、同時に登場したK1600GTのラグジュアリーツアラー版というポジションにあったが、K1300シリーズには該当するモデルはなく、さらに一世代前、K1200時代のK1200LT(1998-2007年)の系譜に連なるモデルだった。K1600GTよりもリラックスしたライディングポジションが採用され、トップケースを標準装備。そのケースには、パッセンジャー用の背もたれだけでなくスピーカーまでも備えられていた。2017年モデルで、マイナーチェンジを受け、外観イメージを変えるとともに、リバースアシスト(後退補助機構)などが搭載された。2022年モデルで再びマイナーチェンジを受け、欧州規制のユーロ5に適合。よりトルクフルなエンジン特性になるとともに、10.25インチのTFTメーターを標準装備するなどの変更を受けた。※日本では、2017年9月1日出荷以降のモデルにETC車載器が標準装備された。