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ビーエムダブリュー | BMW F650ファンデューロ | F650 Funduro
「ファン」と「エンデューロ」を掛け合わせた「ファンデューロ」という愛称で親しまれたのが、1993年に登場したF650だった。デビュー当時、BMWにとっては唯一の(1960年代以来の)単気筒エンジン搭載モデルでもあった。ファンデューロを手始めに、後にF650GSに搭載され、2010年代のG650GSにまで続く、652cc単気筒DOHCエンジンは、ロータックス社(オーストリア)との共同開発によるもの。また、車体の組み立ては、アプリリア社(イタリア)の工場で行われていた。フロントサスペンションがテレスコピックフォークで、リアがスイングアーム式で、チェーン駆動という、一般的な組み合わせが採用され、アップライトなライディングポジション、652ccの単気筒エンジンが生み出す高トルク、フロント19インチ/リア17インチサイズのホイールとブロックパターンのタイヤによって、オールラウンダーなツーリングマシンに仕立てられていた。のちにハイスクリーンも採用され、1999年までラインナップされたのち、F650GS(単気筒)にバトンを渡した。