ビーエムダブリュー | BMW K1600B
K1600Bは、2017年10月に2018年モデルとして新登場した「メーカーメイドのバガーカスタム」ツアラーだった。ベースとなったのは、排気量1,649ccの水冷4スト直列6気筒エンジンを搭載したK1600GT/GTLのシリーズで、車名末尾のBは「BAGGER」の頭文字。米国を中心にしたカスタムムーブメントのバガーを正確に定義するのは困難だが、ざっくりと言えば、「ツアラーモデルのトップケースを外して、リア下がりのラインを持たせた、若者向けのオシャレカスタム」といったところ。ショートスクリーンになったK1600Bもその方程式に則って、リア下がり形状のサイドケース採用などによって、ロー&ロングスタイルが形成されていた(サイレンサーも寝ている)。重厚なコンチネンタルツアラーだったベースモデルのK1600GT/GTLの基本機能をそのまま受け継ぎながら、スタイルを一新することで、ユーザーのすそ野を広げることになった。2018年には、K1600Bをベースにしたトップケース装備モデルが、K1600グランドアメリカとして登場した。同じトップケース装備モデルのK1600GTLよりも低くマウントされ、サイドケースやエキゾーストはK1600B装備のものが採用されていた。2021年モデルからは、リバースエイドなどが(世界共通の仕様として)標準装備された。2022年モデルでマイナーチェンジを受け、欧州規制のユーロ5に適合。よりトルクフルなエンジン特性になるとともに、10.25インチのTFTメーターを標準装備するなどの変更を受けた。※日本では、2017年9月1日出荷以降のモデルにETC車載器が標準装備された。
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