ビーエムダブリュー | BMW R1250GSアドベンチャー | R1250GS Adventure
2019年に登場したR1250GSアドベンチャーは、R1200GSアドベンチャーの後継モデルとして、2018年秋のEICMA(ミラノ国際モーターサイクルショー)で発表された。この直前には、R1250GSが新型モデルとして発表されており、これまでの「GSアドベンチャー」同様に、R1250GSをベースに、そのアドベンチャーモデルとしての基本機能をさらに強化したモデルという基本設定は変わっていなかった。タンク容量は30リッターに拡大され(R1250GSは20L)、専用サスはオフロード走行性能に特化したセッティングとなり、その他、エンジンガードやパニアケース用のステー、ハンドルガードなども標準装備されていた。R1250GS同様に、水冷ボクサーは排気量が拡大され(1,169ccから1,254ccへ)、同時に吸気側バルブに可変バルブタイミング機構(BMWシフトカム)を搭載した、新型ユニットへと換装されていた。この新型エンジン採用などによって、欧州のユーロ5規制にも適合。電子制御システムも、ベースモデルの進化とともに一新されていた。日本仕様にはETC車載器も標準装備された。2021年モデルでは、選択可能なライディングモードに、「エコ」モードが加わった。なお、BMWのGSに「アドベンチャー」バリエーションが加わったのは、2002年モデルとして登場したR1150GSアドベンチャーが最初だった。