ビーエムダブリュー | BMW F900XR

新車価格帯(実勢価格)

車輌プロフィール

BMWのF900XRは、2020年の新型モデルとして登場した、Fシリーズのアドベンチャースポーツ。発表されたのは、2019年のミラノ国際モーターサイクルショー(EICMA2019)で、ロードスターのF900Rと同時だった。BMWのミッドレンジを担うFシリーズとしては初めてのアドベンチャースポーツで、S1000XR(2015年-)の妹分的なモデルだった。F900XR(F900R)の発表以前、BMWの並列2気筒・Fシリーズとしては、2018年に登場した(発表はEICMA2017)のF850GS/F750GSで、853cc並列2気筒エンジンを手にしていたが、F900R及びF900XRの排気量は、895ccにまでアップされていた。これは、シリンダーボアを2mm拡大して86mmにすること(ピストンストロークは77mmで変わらず)によって得られたもの。77kW(105HP)の最高出力を発揮した。このパワーユニットを搭載するフレームはスチールブリッジで、燃料タンクは樹脂製だった。ヘッドライト含む灯火類はLED化されており。メーターは6.5インチのTFT液晶。ライダーをサポートするさまざまな電子制御システムも搭載されていた。F900XRは、スタンダード仕様のほか、ハンドルガードなどを備えたスタイルエクスクルーシブと、ショートスクリーンのスタイルスポーツの3バリエーションで展開された。2025年モデルで仕様変更を受け、欧州規制のユーロ5+(プラス)をクリアした。同時に、標準装備された電子制御システムの機能拡張と、フルアジャスタブルタイプのフロントフォーク、新型ホイールの採用などを行った。※日本向けモデルにはETC車載器が標準装備された。

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