ドゥカティ | DUCATI 1098R

車輌プロフィール

2008年に新登場した1098Rは、市販車を用いたロードレースであるスーパーバイク世界選手権(SBK)に参戦するためのホモロゲーションモデル(市販車として認証を得るための車両)だった。SBKのルールでは、市販車からの改造範囲が厳しく制限されているため、一般公道を走ることはできるが、限りなくレーシングマシンに近い仕様で販売された。なお、「1098」を名乗るものの、先行していた1098(及び1098S)とは、排気量が異なり、106mmのシリンダーボア、67.9mmのピストンストロークのL型2気筒で、1,198ccという仕様。1098(及び1098S)よりも、約100cc多く、SBKのレギュレーションで2気筒エンジン車に認められた1,200ccまでという排気量上限いっぱいに近かった。このエンジンが生み出す最高出力は、ストック状態で180HP(132.4kW)、レースキットを組み込むことで、さらなるパワーアップも可能だった。トラクションコントロールも標準装備。1098Rは、一般の市販モデルではなく、あくまでもレース参戦のためのホモロゲーションモデルだったため、スーパーバイクが1198(1,198cc)になった2009年も継続販売された。2008年には、トロイ・ベイリスが1098(F08)を駆ってSBK王者となり、翌2009年、その記念モデルも設定された。

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