ドゥカティ | DUCATI ポールスマート1000LE | PaulSmart 1000 LE

車輌プロフィール

ポールスマート1000LEは、2006年に、わずか2,000台だけの限定生産車として発売された「スポーツクラシック」モデル。モデル名になったポール・スマート(Paul Smart)は、1960年代から70年代にかけて活躍した英国人ライダーのこと。1972年のイモラ200(マイル)レースで、ドゥカティを駆って優勝。その時のマシンのカラーリング(ブルーのフレームにシルバーの外装)は、ポールスマート1000LEのモチーフになった。1気筒あたり2本の点火プラグを持つデュアルスパーク式の空冷L型2気筒デスモドロミック2バルブエンジン(992cc)や、フレーム、乾式クラッチ、6速ミッションなどは、同時に登場したレビュラーモデルのスポーツ1000と共通だったが、ポールスマート1000LEは、オーリンズ製のフルアジャスタブルサスペンションを前後に装備していた。ポールスマート1000LEの発売後、ヘリテイジスタイルのレーサースタイルを持つレギュラーモデルとして、スポーツ1000Sがラインナップされた(2008-2009年)。

ドゥカティ PaulSmart 1000 LEのユーザーレビュー・写真
 
人目をひく限定車だけど、オーソドックスな空冷デスモで気を使わず乗れるバイク。

満足している点

限定車なので乗ってる人が少ないのと、人目を引くデザインで、オートバイをよく知らない人からも、よく声を掛けられます。
空冷エンジンのデスモ独特のスロットルレスポンスや加速感を味わえ、ドカティというバイクをよく知れます。
峠道では400cc並みの車体感覚で軽々振り回せ、オーリンズ製の前後サスペンションのお陰で安定していて楽しいです。
燃費が意外に良いのと、高速道路などで高回転時のエンジン振動が少ないです。

不満な点

片持ちスチールフレームのせいなのか、ワイヤーホイールのせいなのか、速度域が上がると車体が不安定になります。
ステアリングダンパーが装着されているのだが、ダンパーの効きが限りなく弱いと感じます。
一般道ではノーマルのハンドル位置での前傾のポジションが辛く感じるので、他社製品で修正しています。
ノーマルでのブレーキペダルシフトペダルの位置がよくなくて他社製品のパーツで修正しています。
デザイン優先なのか、ミラーの取付位置が悪いのと、きつい前傾ポジションのせいで後方視界がよくないです。
メンテナンスにおける消耗部品の価格が高価で、ワイヤーホイールは掃除が面倒なのとスポークのメッキがひび割れています。
ホイールがチューブレスレディではないので、社外製品でチューブレスにしています。

これから購入する人へのアドバイス

外観は特別に思えるデザインですが、内容は普遍的な空冷デスモのエンジンと車体構成なので気を使わずに走らせれます。
伝統の空冷エンジンのツインスパークは、ハイスペックな水冷エンジンに比べて耐久性が高いと思うので永い目で楽しめると思います。
キツイ前傾ポジションと高いシート高も高速道路や峠道ならジャストフィットします。
後にも先にも、このようなモデルは登場しないと思うので、欲しい人は是非とも手に入れて欲しいです。

総合評価: 4
年式:2006年  燃費:一般道:25.0km/L  高速道:25.0km/L
投稿者:bullet135
投稿日:2019-07-16 18:40:26