ドゥカティ | DUCATI モンスター(937) | Monster
2021年の新型モデルとして、2020年12月に発表されたのが、単に「モンスター」と名付けられたネイキッドスポーツだった。モンスターシリーズは、1993年に登場以来、さまざまなバリエーション展開で、発展してきたが、2021年のモンスターで、大きな変革を果たすことになった。それは、さまざまに形状を変えながらも継続採用されてきたトレリスフレーム(はしご状のフレーム)にかえて、スーパーバイク(パニガーレ)などで用いられていたアルミ製のフロントフレームがモンスターにも新採用されたこと(形状は異なる)。リアのサブフレームはグラスファイバー(FRP)だった。搭載されたエンジンは、排気量937ccの水冷Vツイン「テスタストレッタ11°」で、同時代のムルティストラーダ950などに採用されていたものと同じ系統ながら、専用セッティングが施され、ユーロ5規制にも適合していた。フレームの変更などで、大幅な軽量化がなされていたことも特徴で、乾燥重量は166kgと、2020年までラインナップされたモンスター821の180.5kgと比較しても、その軽さは明らかだった。コーナリングタイプのABSとトラクションコントロールを採用し、クイックシフターも標準装備した。※この項では、これまでのモンスターシリーズとの区別を明確にするため、表示名に(937)を追加した
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