満足している点
実用的なミラーの長さ。角型ならもっと実用的だが。
不満な点
1番酷いのは、単気筒エンジン。
ホンダのWebサイトで今も商品カタログが見れる。エンジンの断面図も見れるが、
CB「R」250「R」と、ダブル「R」を名乗るのなら、250ccで単気筒は無理がある。
でも車重は重い。400cc単気筒クラス。
目を引くのは、挟角のバルブ挟み角。
20年以上も前のトヨタFE型ハイメカツインカムにそっくり。燃焼室をコンパクトにして、燃費と排ガスに有利。高回転は回らなくて、パワーも出ない。「RR」なら広角挟み角にすべき。
排ガス規制があっても、4輪の世界では克服している。F1やってるホンダは十分な技術がある、でもやってない。
東南アジアが主力市場で、燃費とメンテナンスを必須とし、まず単気筒を選択し、「RR」の外観を与えただけのマシン。
最高出力が8500rpm、最大トルクが7000rpmの設定(後期型ではそれぞれ500rpm引き上げられているが大差ない)。
3500rpm以下は、ギクシャクして低速トルクがまるでない。
高回転回す必要があるので、高回転型のカムになる。VTEC無しだから必然的に低中速トルクは無くなる、単気筒なのに。
スムーズに回るのは、3500-5000rpmの僅か1500回転の間だけ。
5000rpmを超えると振動が酷い。
コストダウンか一次バランサーしかないので、振動が全く耐えられないレベル。
スーパーカブ50のエンジンのボアとストロークを拡大して、250ccにしたイメージ。
または、SR400とほぼ同じ直径のピストンを上下させながら、無理に高回転仕様にしたドコドコエンジン。
回らない、振動だらけ。
挟角バルブ挟み角ながら、一応10000rpmは回るが、車体が分解しそう。11000rpmでレブリミット燃料カットが入る。
SOHCの2バルブでも実現できる性能と排ガス。
「RR」を名乗るためだけに、DOHCに無駄にしただけ。
後継のMC51型が2気筒で、このMC41型一世代で単気筒が姿を消したことからも無理があったことが分かる。
これから購入する人へのアドバイス
皆さん書かれてるが、ギヤ比もひどい。1-3速の市内走行はギヤ比が低く、煩雑そのもの。まともなのは、4、5速だけ。
6速は、100km/h6000rpmちょうどで、高速ODギヤ設定で、市内で使うのは困難。
高速道路も振動が酷いので、80km/h4800rpm巡航しか実際は無理、100km/h巡航したら手が白ろう病になりそう。
これなら150ccクラスと変わらない。
コストダウンとして、スイングアームがよく書かれていますが、
他に2点、
ひとつはFフォークのインナーチューブ径。41mmなら良いが37mmが使われている。
ふたつ、特にリアのディスクローターの品質が悪い。強い段差がついてすぐ限界値4mmより薄くなってしまう。中国品質並み。
東南アジアをメインターゲットとしたタイ生産の格安モデルだから、酷くて当たり前かも。
ZX-25Rとは取組む姿勢が正反対のモデル。
日本で売るなら、せめてMC41型から2気筒にすべき。流用エンジンでも単気筒よりマシ。
投稿者:CB150T