満足している点
①大きな車体
大きなバイクだぞ!と心のなかで威張れます。
CB400SFと横並びになると、全長やタンクやタイヤの太さが際立ちます。
車重は慣れれば問題なく、半年ほどでバイクを押して走ることも出来るようになります。
②ノーマルマフラーの太い音
バルバルバルバルとCB400SFと比べて太い音がします。うるさいほどの音量もなく心地よいアイドリング音です。
③油冷サウンド
降車してアイドリング音を聴くと、ガシャガシャとした機械音が目立ちます。男心をくすぐります。
④4500回転からのトルク
回転が上がるにつれて4500回転から10000回転までフラットにトルクが発生します。加速感が気持ちいいです。
街乗りでは3500回転でゆったり走り、ワインディングでは6000回転でガンガン走ります。
⑤ブレンボ製ブレーキ
止まりきれなかったことがありません。正しく制動させればタイヤロックする気がしません。リアブレーキもよく効きます。
⑥ふわふわで広いシート
日帰りで、下道400km10時間ツーリングへ行ってもお尻が疲れることはありません!
不満な点
①ニーグリップしにくいタンク
丸みを帯びていて流線型がキレイなタンクですが、太ももの収まりがどうも悪いです。丸いタンクなのでタンクパッドをつけるとビジュアルも悪いので悩みどころです。
②キャブ車ならではの始動性
冬場、早朝0℃になった日はチョーク全開、5℃になった日はチョーク半開しなくてはエンジン始動しません。
その他の季節はアクセルを開けて初爆を拾うことで簡単にかかります。
どの季節でも、アイドリングが安定するまで暖気が必要です。
③5000回転からの振動
トルクがのってきた頃にステップやハンドルから振動が来ます。ハンドルの振動はバーエンドを変更することで改善できました。ステップは足首をしびらせながら我慢するしかありません。
④シートが低くステップ位置が微妙
シート高が低いので両足がべったり着きます。(身長170cm)
ですが、ステップが少し高く感じます。教習所で習ったように足を置くとレバーを押し当てるように足首が窮屈な姿勢になります。
⑤すぐ錆びる
ブレーキキャリパーのネジ、リアサスペンションのバネ、ヘッドライト、ステップのカバー裏 等々…
しっかりと錆びていきます。
これから購入する人へのアドバイス
イナズマ400のフレーム構造は大型バイクであるイナズマ750やイナズマ1200と共有しています。なので高速走行をしてもタンデムをしてもヨレ感もありませんし安定性抜群です。
6速4000回転で60km/hで走れます。80km/hでは5100回転まで回すので振動と音で疲労感が溜まって行きます。(排気量相応です。)
少々重いようですが、取り回しも慣れ次第で問題ありません。
旋回性能は、ステップ→シート→上半身と丁寧に荷重を掛ければ簡単にセルフステアが出ます。
ツーリング性能も良く、ポジションとしては直立から少し前傾になっただけなので疲労感は少ないです。シートは柔らかいので長時間乗ることができます。
シート下の収納は豊富で、ふわふわのフェイスタオルが5枚程度はいるほどスペースがあります。
燃費については期待してはいけません。悪いと18km/Lまで落ち込みます。良くても27km/Lです。4気筒のバイクならではです。
Instagramでたくさんのイナズマを見ましたが、アンダーカウルやマフラー、グリップ、バーエンドが変わっているだけで他はほとんどノーマルの状態でのっている人が大半です。それだけカスタムパーツはありません。
経験豊富な販売店の方に聞く限りでは故障はほとんど無いようです。
センタースタンドはオプションなので、今となってはオークションで探すか、メーカー在庫がある内に発注するしかありません。取り付けの際に必要となる部品イナズマ1200と共通部品ばかりなので販売店と相談のうえ購入ください。
バイクとしては年式相応ですのでその点は気をつけて購入してください。
投稿者:ぼくはなぜばいくにのるのか